らくさ、いこか

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夢に出てきたから連絡してみたよ、元気ー?

ってダブルで嬉しいなって思う。

だって夢にも登場させていただいて、その上連絡までしてきてくれるのよ、うれしいなあってほっこりする。

私の出会ってきた人たちは、それぞれ違う形のあたたかさを持っていると思う。

たとえば私が就活で悩んでいた時、

たまたま神社行ったから、お守り買ってきたよーの人とか

あえて1ミリも就活の話に触れず、気分転換のドライブに連れて行ってくれる人とか

突然山盛りのおかしをくれる人とか

お腹いっぱいおいしいご飯をご馳走してくれる人とか

そんないろんな形のあたたかさに私はいつも包んでもらってきた

小さい時からそうだった、

私の実家はくだもの屋を営んでいて、休みはお盆とお正月だけのほぼ年中無休。

幼い時から、月曜日にみんなが話す、土日どこに行ったの話題が羨ましくて仕方なかった。

もちろん家族旅行に行った記憶などほとんどなく、なんでうちだけ、なんでなんでと駄々をこねては親を困らせた。

でも少し大きくなった時にふと思った、

そんな状況で育ってきて、確かに両親と過ごす時間が少なかったはずなのに、そんなに寂しくなかったのはなぜだろう、

思い返すと、親以外のたくさんの人たちとの記憶があった。

お店が忙しいときは必ず預けられていた祖父母の家

お散歩に行って、いつも疲れてじいちゃんの背中に乗せてもらった帰り道

毎年誘ってもらっていた親戚のおうちのクリスマスパーティー

幼馴染の家族に連れて行ってもらった遊園地

全部ぜんぶ鮮明に思い出せる

わたしの大切な記憶。

母がよく言ってた、

兄弟で一番抱っこしてあげられなかったけど、その分誰よりもいろんな人に抱っこしてもらって、たくさんの愛情をもらってきたんだよ

私を原点に戻してくれる、お守りのような言葉。

今の時代にはなかなかない

みんなで子供を育てる

その環境がいまの私をつくってくれた。

大学進学で地元を離れてからも

第二の地元のように、おかえりって迎えてくれる、帰りたいと思える場所と人に出会えた。

生まれてから今日までずっとずっと支えられて生きてる。

楽しい時は一緒に笑って、つらい時は自分のことのように一緒に半分こしてくれて、何気ない毎日をキラキラにしてくれるあなたがわたしの宝物です。

自分にそんなに自信は持てないけれど、

自分の周りにいてくれる人が本当にこの世の優しさを詰め込んだくらい素敵な人たちだから、そんなだいすきな人たちがそばにいてくれる自分なら愛せるなと思えるようになった、

ずっとそばにいてもらえるように、自分もだれかのそんな存在でありたい、そうなりたい

私はたいせつな人をどんなあたたかさで包めるだろう

恩返しをしたいと思える人がいるって

会いたいと思える人がいるって

きっとすごく幸せなこと、

もらうものを返していくだけで人生が終わってしまいそうなほど、もらってばっかりだけれど、

悲しかったり

辛かったり

うまく笑えなかったり

なかなか朝が来ない夜には

そんな時にはぜったい

飛んでいって包めるように

あたたかいひとになるから

待っていてね、