「ママ、すぐに戻ってくるから、ここで待ってるのよ」
「わかりました。ママ」
ママはそれから戻って来なかった。何時間、何日待っても来なかった
(ここでなにかしらのシーンを入れる。入れるとしたら1人路地裏で座って寝てるシーンや大人達にバレないように息を潜めて船に乗り込むシーン)
ネグロは捨てられてからは隠れて乗り込んだ船等で遠い島まで来た(シンシア達が住んでる島)
「こら!!待ちな!!今度こそ逃がさないかんね」
「はぁ…はぁ…!」
もう何日も食べてないんだ。このままじゃ死んじゃう
「全く…逃げ足の早いガキね。次会ったら捕まえて働かせるんだから」←これは入れないかも
(捨てられてからはずっと盗みをして食い繋いできたここでも八百屋やパン屋から盗みをしていた)
「シンディ、それこの間買ったから必要ないだろう」
「えっ?そうだっけ?あたし、その買い出しの時居たかな」
「いいや、居なかった…っておっと」
(ここで自称なんでも屋のおじさん(ノアール)とぶつかる)
「わぁ!!いてて…」
「おい、坊主大丈夫か」
「だ、大丈夫ですので…」
ネグロはパン屋のおばさんに捕まらないように走っていった
最初の出会いはここまで。これから数日後にまた盗みをしたタイミングで会う
↓それまでにあった会話
「あの子大丈夫かな…」
「あァ、そうだな」
「ねぇ、おじさんお願いがあるんだけど」
「ん?なんだ」
「次、あの子に会ったら家に住ませてくれない?」
「お前な…お前達を拾って…何年だ?」
「えぇ〜と、あたしが今17歳だから…3年ぐらいかな」
「3年でそこまでのワガママを言うようになったな」
「えへへ」
「えへへじゃない」
ここら辺でパン屋さんに着く
「おばさん、こんにちは」
「おばさんこんにちは!」
「あら〜、ノアールさんにシンディちゃんじゃないの。いらっしゃい」
「頼んでいたパンってもう焼けてますか?」
「丁度焼きあがったところよ〜それとついでにこれ、試作品も持ってって」
「いつもありがとうございます」
「村の皆、アタシが怖いのか美味しくないパンでも、平気で美味しいって言うからしっかり感想言ってくれるノアールさんのとこで、食べて貰った方がいいのよ」
頬に手を当てながら言ってる
「ははっ、それはどうも」
「おばさん!今日ねステラとスタラが〜…」
ここで双子の名前が出てくる姉のステラと弟のスタラ
ここのシーンは特に何をしたかは書かないでいい
地の文でシンシアは双子達の話をおばさんにし始めたぐらいで大丈夫
↓その話への反応
「あらっ!?そうなの、あの子達も成長したのね。おしめを替えてた頃が懐かしいわ〜」
「あと、それとさっき凄いボロボロな子とおじさんがぶつかったんだよね。おばさん達のパンだと思うけどそれ持ってたからさ、おばさんあの子、どこの子か知らない?」
「あァ、その子ね…いつもうちの店のパン盗んでいく子よ。どこの家の子かは知らないわ。けどあんな子村で見た事ないわ」
「そっかー…じゃあさ。次盗みに来た時捕まえといてくれないかな」
「言われなくても捕まえるわよ!タダで何個もパンを盗まれてるんだから、とっ捕まえて働かせるつもりよ!!」
「えっと、あたしが言いたいのはそうじゃなくて…」
ここでノアールにしてた話の説明をする
「わざわざ、知らない子供にそんなことする必要ないのに…」
「だって、ほっとけないから。あたしみたいに誰か…おじさんみたいな人が居なかったら、生きていけない子かもしれないから」
「……そうね。アタシも働かせるとは行ったけど、住む家がなかったら住み込みにしてもいいとは思ってたのよね」
「おばさんもそう思ってたんだ!!」
「もちろんよ。その代わり、ちゃんとこれまで盗んだ分、沢山働いてもらうつもりだけどね」
ノアールは蚊帳の外でどんどん話が進んでいく
場面的にノアール目線で一連の流れの地の文は書く予定
「あっ!おばさんに提案があるんだけど、耳貸して耳」
「ん〜?なになに?」
コソコソ話してる
「なるほどね。それなら捕まえられるはず」
「ふふ〜ん。名案でしょ?」
自信満々な表情って地の文は絶対入れる
「ええ、名案ね。でも…」
今度はおばさんがシンシアに対してコソコソ話してる
「あぁ〜…その分は…ね?」
シンシアがずっと蚊帳の外だったノアールの方を見る
↓見られた時の反応
「ん?なんだ、どうかしたか」
ここでノアールにもその話が伝わる
作戦はこのパンはタダであげるから一度お話しようってことで注意を引かせて捕まえる形
作戦実行のシーンは書くから作戦内容の会話は書かなくていい
帰るシーンがこれ↓
「じゃあ、あの子供のことよろしくお願いします」
「はいよ!任せなさい」
「おばさんまたね〜。おじさんにもパンありがとうって伝えといてね」
「わかったわ。旦那もシンディちゃんにお礼言われて嬉しがると思うわ」
ここからは地の文で帰るところを書く
シーンは切り替わってネグロ視点
薄暗い路地裏かかなり古い空き家の中で盗んできたパンを食べてる。多分村だから空き家だと思う
食べながら、自分でもこんなことはしたくない。なんで母親は自分を捨てたのかについての独白と捨てられる前の回想が入る
書くのはずっと母親に嫌われてたこと。兄弟達に仲間外れにされてたこと。虐められてたこと。捨てられる直前ずっと欲しかった優しい声に触れたこと
ここは書いてて絶対しんどいと思うから短めでもいいけどしっかりネグロの心情は書く
ここでシーンは途切れて数日後になる
またネグロが盗みにくるけど今度は優しい声で
「あんた、いつも同じ時間帯にうちのパン盗んでいくけど、そんなに気に入ったのかい。これタダであげるから、おばさんとちょっとお話しないかい?」
最初はびっくりするけど優しい声に反応して話を聞くことにするネグロ
話してる内容は後で説明する多分台詞思いつかないから書かなくていいけど調子良かったら書く
話し合いをしてるところをカラスが見ててノアールに知らせに行く
↑これはネグロがカラスに気に入られてるシーンでノアールが説明するから今は書かなくていい
カラスの知らせを聞いて走ってやってくる2人
行く前に双子達を近所の人達に任せるシーンは入れる(じゃないと読み返した未来の自分が「この間双子達どうしてるんだ」ってツッコミを入れる気がする)
ここでシーンは切れてパン屋前まで来たシーンになる
「おばさん!」
「やっと来たわね。ほら、ちゃんと捕まえといたわよ」
「はぁ…はぁ…あァ…ありがとうございます…はぁ…」
息切れですぐに喋れないおじさんのシーンは入れる
なんのことが理解出来てないネグロのシーンも入れる
「お、おばさん、こ、この人って…えっと…ど、どういうこと…ですか?」
戸惑いと吃りながら喋るネグロ
生まれた時からずっと敬語で喋るようにされてたから既に敬語は喋れるけど話し合いしてる時はタメ口で話しなさいって言われて話してたからすぐに「ですか」が出なかった
「ほら。あんたのこと心配してた人達が来たよ」
おばさんがぽんっとネグロの背中を押す
「えぇと…誰、ですか…あっ、あの時の」
この頃のネグロは人の顔色ずっとうかがって過ごしてたから最後にぶつかった人の顔はほぼほぼ覚えてる
「よぉ坊主。前にぶつかってきた以来だな」
息が落ち着いて、煙草を吸いながら話してる
「やっほー、僕お名前は?」
シンシアが目線合わせるように中腰になる
この時のネグロはシンシアよりかなり小さかった
「あっ…えっと…ネ、ネグロってい、言い、ます…」
「ネグロくんね。ねぇ、ひとつ質問してもいいかな?」
「は、はい…大丈夫、です」
「ネグロくんって帰れるお家あるの?」
ここでビクッとなるネグロの地の文がある。戸惑いながらも頑張って目線を合わせようとしてるけど出来ない
「な、ない、です…ボクずっとひとりで過ごしてたから…」
ずっとビクビクしながら話してるからおばさんが間に入ってさっきまで話し合いでしてた内容を教えてくれる
内容は母親に捨てられたこと。住んでたところはずっと遠い島だったこと。今まで色んな船に隠れて乗っては降りて捕まりそうになったらまた別の船で別の島に行ったこと。本当は盗みなんてしたくないこと。ずっとずっと謝りたかったこと
その話を聞いてノアールとシンシアは顔を合わせる
この時シンシアは既にしゃがんでる状態どこかで中腰からしゃがんだことについての説明入れる
シンシアの隣でノアールもしゃがんで
「なぁ坊主、いやネグロか。お前家に来ないか」
ここで本人に家に来るかという問いをする
「えっ…あの、い、いいんですか…?」
「あァ、おれは構わない」
「じゃ、じゃあ、そっちのお姉さんは」
「あたしも…」
ここで遮るようにノアールが喋る
「お前を家に来させようとしたのは、こいつだからな。そんなこと聞かなくても答えはひとつだ」
「……おじさん、あたし答えようとしたのに」
眉間にシワを寄せながら言ってる
「ははっ、悪かったな」
全然悪びれてないノアール
ここ辺りでおばさんが話し出す
「お話は終わったかい?」
「終わりました。協力して頂いてありがとうございます」
「いいのよ〜これでパンが盗まれることが無くなるんだから」
「じゃあネグロ君をお風呂に入れて、綺麗な服に着替えて貰ってお店手伝って貰うよ」
「いや、おばさん待ってください。こんなに痩せてるやつをすぐ働かせる訳にはいきませんので、おれにいい案があります」
「いい案ってなんだい?」
「ネグロの代わりにこいつ(シンシア)貸し出すんで、こいつ働かせてください」
「うんうん、働くのは、ネグロくんが元気になってから…ってえぇ!?」
オーバーぐらいにリアクションさせるぐらいが面白いと思う
「あら〜!シンディちゃんが働いてくれるなら、旦那も「いい所見せるんだ」って頑張るし、お客さんも沢山来てくれるから嬉しいわ」
「おばさん、あたしまだ働くって言ってな…」
「そうと決まったら、前にお手伝いした時に用意した服があるから、早速着替えて働いて頂戴!!」
また遮られるシンシア
「頑張ってこいシンディ。おれはネグロ連れて帰るから」
「おじさん…!!なんで」
「お前が、ネグロを家で育てるって言ったんだからそれぐらい代わってやれ」
「それとこれとは違うよ〜…」
とりあえずここでシーン切って家のシーンになる
「ただいま」
「あっ!おじさんおかえり!!」
「おかえり〜」
「ステラ、スタラいい子にしてたか」
「ノアールおかえり。2人ともいい子にしてたぞ」
「いつも、悪いな」
「いや、いつも世話になってるんだから、いいってことよ」
強面のおじさんが2人の面倒見てたのでネグロは顔見た瞬間ノアールの後ろに隠れた(強面のおじさんは気づいてない)
「ステラお絵描きしてた!」
「スタラは積み木してたよ」
「そうか。ステラ後でお絵描きしたの見せてくれよな。今はこいつがいるから」
やっとネグロに気づく
「お兄ちゃん誰?」
「誰〜?」
2人がネグロに話しかける
「あっ、えっとネグロ…」
「ネグ!!遊ぼ!!」
「えっ僕はネグロだよ」
「ネグ、遊ぼ〜」
「だから、僕はネグロだって」
「あだ名みたいなもんだから諦めろネグロ」
「えっ…あっ、う、うん…」
初めてあだ名を貰って嬉しいような恥ずかしいような反応している
「ネグロと遊ぶのは、こいつを風呂に入れてからだから、まだおじさんに遊んで貰え」
「わかった!」
「わかった〜」
「そういうことだから、頼んだ」
「あァ、どうせ家に帰ったところで暇だからな。2人の面倒見てる方がいいから、ゆっくりそいつ入れてこい」
ネグロを風呂に入れるシーンはカットでもいいけど書けそうなら書く
「服は…これでいいか」
シンシアの白色の長袖のワンピース型パジャマを着せる
でかくてこんなに綺麗な服を着て戸惑っているネグロ
「坊主、綺麗にしてきたか…ってシンディの服着せたのか」
「急ぎでな。うちには極端にでかいのか小さいのしかないから」
「なら、おれの家から持ってこよう。倅の服なら少しでかいぐらいで済むだろう」
「それなら助かる」
「なら、取りに行ってくるから待っててくれ」