金縛りと夢の話(オカルト要素なし)

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中学〜高校の間、寝ている時にやたら金縛りにあった。これは結局は入眠がうまく行っていないとか、寝ぼけているとか体調が悪いとかだったんだと思うけど、思い返すと面白いので書き出してみる。

金縛りの前兆として、まず金属音のような耳鳴りがあり、その後体がガチッと固まってしまう。このガチッと固まるというのは、押さえつけられたようにめちゃくちゃ体が重くなって、ものすごく力を入れたらもうすぐ動くかもみたいな感覚で、以前過呼吸になった時に経験した体が石のように固まって自分の意思では一切動かなくなる感覚とは全く違う。のでやっぱり体は寝ているのに脳だけ覚醒してしまっている寝ぼけ状態なんだと思う。体は動かせないが目だけは開いていて辺りを見回すことはできる。

寝ぼけているのでこの後に、お腹に何か乗っているように感じたり、耳鳴りが大きくなったりする(目が開いたまま夢を見ている状態)ここでおばけだ!!!となぜか毎回思う。起きるとただの寝ぼけ状態か…となるのに、夢を見ている時は冷静な判断ができないので、マジで毎回おばけがきた!!と思ってしまう。以前何かで見たお化けには強い態度を取ると良いというのを思い出し、腕や足を動かすために力を入れながら心の中で「コラーーーー‼️」「アホーーーーー‼️‼️」「なんじゃこらーーーー‼️」と大声を出すのを繰り返すと、突然パッと金縛りが解けて手足がビン!と動くので、一度成功して以来金縛りが来るたびにこれをやっていた。

高校を卒業したあたりから突然金縛りがなくなって、あれは結局ストレスとかなにかだったのかな?と思う。数ヶ月前、部屋の中にお化けが出る夢を見た時に、完全にこの流れが身に染み付いていたのか夢の中で「おいコラーーーー!!!お前ーーーー!!!!」とお化けに向かって叫んでいたら、おいコラーーーー!!と言う自分の声で目が覚めた。部屋の中でお化けがいた場所にはシルエットが同じぬいぐるみが置いてあって、完全に目を開けて夢を見ていたようでめちゃくちゃ笑った。

夢といえば、これも中学〜高校の間だけ見ていた夢なんだけど、進路に悩むと必ず同じ内容の夢を見ていた。同じ内容と言っても、「母親に殺されそうな3歳くらいの男の子を連れて逃げる」というもので、毎回全て登場人物やシチュエーションや舞台が違っていた。ある時はリアルの自分の弟が、リアルの母親に殺されそうなので弟を連れて逃げるとか、怪異に追いかけられている男の子を連れて逃げていたら、実はその怪異はその子の母親だったとか、知らない虐待されている男の子を連れ出して逃げるとかで、進路に悩むたびに毎回違うシチュエーションの同じあらすじの夢を見ていたのでなんかおもしろかった。これも高校を卒業したあたりでパッタリ見なくなった。ただ、去年に見知らぬ女の子を連れて、真夏のくそあっちぃ街中を、空から降ってきたもののけ姫のダイダラボッチみたいな超巨大な生命体からできるだけ離れられるように遠くへ走って逃げるという似たような夢を見た。別に進路にも悩んでないし、男の子でも母親でもないので、なんかまた新たな法則ができてそう。また似たような夢を見たらルールを探してみたい。