ここ数年、2〜3ヶ月に1回程度のペースで宿泊を伴う出張をしている。趣味の遠征もそこそこやっている。おかげでだいぶ宿泊を伴う遠征の準備が手早くできるようになってきた気がする。なので、そこで得た知見をまとめておこうと思う。
宿を取る・交通手段を確保する
遠征が確定したら、まずは宿と交通手段を確保する。
交通手段
わたしは基本的に飛行機での移動が多い。住んでいる場所の都合で、そもそも飛行機でないと東京や大阪には出られないからだ(かなしい)。
宿や交通手段はパックツアーを利用することが多い。まとめて予約できるし、個別に予約するより安いからだ。ただし、各航空会社のセールのタイミングが近ければセールを利用した方がトータルの金額が抑えられることもある。比較検討してから予約した方が良い。ただし、セールで取った飛行機のチケットは払い戻し手数料が高いことがあるので、キャンセルポリシーを確認しておいたほうがよい。キャンセルの可能性があるならばなおさら(そもそも飛行機の座席はキャンセルの可能性が少なくなってから確保したほうがよい。払戻手数料がかからないチケットは高い)。
飛行機は基本的にFSCやMCCを利用する。そもそも、パックツアーで取ろうとするとたいていFSCかMCCを提示されるので、LCCを選ぶ理由があまりない。一時期関空発着のLCCで頻繁に移動していたが、天候の都合でフライトを変更せざるを得なくなったときの選択肢が少なくて(なにせ1日1便だから)、台風が近付いてきたときにだいぶ困ったことがあり、今後は予定にそれなりの余裕が無ければ使うことはないだろうと思った。とはいえ、スケジュールにそれなりの余裕がある場合には、コストパフォーマンスに優れた良い選択肢になり得ると思う。
座席はできる限り通路側にしている。お手洗いに立つときに人のことを気にしなくて良いし、飛行機で窓の外をみるとたまに怖くなるので。早めに座席指定をしておかないとすぐ埋まるのが難点ではある。まあ真ん中の席じゃなければ何でもいいのだけど。
宿泊先
まず場所。目的地の近くで宿を取れるのが良いが、費用的に難しいときは目的地の最寄り駅に乗り入れている路線の沿線で選ぶことにしている。ただ、東京や大阪の主要駅であれば、時間さえどうにかなれば普通に到着できるはずなので、そこまでこだわらなくてもまあどうにかなる、という考え方もあるっちゃある。実際、目的地は池袋だが、蒲田近辺に宿を取る、なんてことをしたことがあるが、何も困らなかった。品川まで出られれば大抵どこにでも行けるだろう、と思って選んだが、実際その通りであった。ラッシュアワーに移動するなら話は別だが、そうでなければものすごい混雑に遭遇することはそこまで多くないだろう。路線次第ではあるが。というわけで、ざっくり「主要駅から数駅離れたところ」もしくは「目的地から数駅離れたところ」くらいの気持ちで選べばとりあえずは大丈夫な気がする。
おおよその宿泊場所が決まったら、具体的にどの宿を選ぶか、という話になるが、まあこれも考えることが多い。
わたしの場合、特に理由がなければビジネスホテルを選ぶことにしている。カプセルホテルは相当の理由がない限り使わない。ホテルでやることは「翌日の英気を養うこと」だと思っているので、カプセルホテルのような場所ではしっかり寝られず、目的をあまり果たせないと考えている。そもそも鍵が掛からない時点で落ち着いて寝られないし。(とはいえ状況によっては、お部屋みたいになっているところなら選ばなくはない、かな、とは思う。値段が高すぎるとか。でもやっぱりあんまり選びたくはないかな。。。音出せないし。。。気を遣うし。。。ホントに理由が無ければ選べない。)
チェーンホテルであればスーパーホテル、アパホテル、東横イン、グリーンリッチホテルあたりは、わたしが利用した限りでは特に問題が無かった。もしくは鉄道会社の系列ホテルもよいだろう。西鉄イン、ヴィアイン、相鉄フレッサイン、京王プレッソイン、東急ステイは使ったことがあるが、これらのホテルもわたしの利用した範囲では特に問題なかった。その地域にしかないホテルは善し悪しあった。チェーンを選ぶにせよ、その地域ローカルのホテルを選ぶにせよ、使ったことのないホテルを使う場合はレビューを参考にすると良い。レビューを見る際はGoogleMapsのレビューや、各ホテル予約サイト(楽天トラベルやYahoo!トラベル)のレビューを「新しい順」や「悪い順」にして確認すると良いだろう。重視するポイントは人それぞれだが、わたしの場合は水回りの掃除の話や匂いの話、あとは騒音の話を気にしていることが多い。
あとは旅行や出張でホテルをよく使っている人が身近に居るならば、その人に「良かったホテル」を聞いておくのも良い手段のように思う。レビューはどうしても「いやぁそれは言いすぎではないか」「盛っているのではないか」という話がちらほらあるので、身近な人から聞いたほうがやりとりも出来て良いのではないか、という話。
ちなみに、一時期世間を賑わせたベッドバグについては、今のところ遭遇したことがない。まともなホテルであればベッドバグが発覚した時点で駆除に入るのでは、と思うので、可能な限り大手のホテルチェーンを選んだほうがよいのではないかな、と思うわけだが……実際どうなのかは分からない。心配であればこの辺のページ(https://sites.google.com/view/bedbugsmap/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0)も参照すると良いのではないかと思う。個人的には直近のレビューで「虫刺され」だの「かゆみ」だの書いてなければ、少なくとも予約時点では大丈夫なのではないか、と思っている。あとは実際行ってみてシーツ剥がしてみたり、ベッドの下をのぞき見たりして、目視確認するしかない気がする。予約時点では大丈夫でもその後に、という話はあり得ない話ではないので。
予約
ホテル予約サイトやパック旅行の予約サイトは日本のサービスを選ぶ方が良いと思う。具体的にはYahoo!トラベルや楽天トラベル、じゃらんなど。もしくは航空会社や鉄道会社のやっているサービスでも良いだろう。海外のサービスは使ったことがないが、トラブルの話をちょこちょこ聞くので可能な限り避けている。あと、ホテル単品で予約するなら、各ホテルの公式サイトで予約するのが一番安いはず。
持っていくものを選抜する
お仕事や推し事で使うものは人それぞれなので、それぞれ準備してもらうとして、それ以外で必要と思われるアイテムを書いていく。それぞれの状況で必要になるものは変わると思うので、参考程度に読んでもらいつつ、それぞれで最終的な要・不要を判断してほしい。あと、財布や携帯など、普段から持ち歩いているであろうものも基本的には記載していない。
読み進めると分かるが、宿泊先のアメニティで用意してあると思われるものもだいぶ持って行っている。前述の通り、ホテルでやることは「翌日の英気を養うこと」なので、慣れないものを使ってトラブルを起こすのはちょっと違うだろう、と判断して敢えて持って行っている。この辺りは「荷物を減らしたいからなるべく宿のアメニティを使う」という判断もアリだと思う。実際そうしていた時期もあるが、やっぱりどうにも落ち着かないので持っていくようになった。
身につけるもの
下着一式
日数分、ただし日数が多い場合は手洗いして使い回すことを考える。
着替え一式
日数分、ただし日数が多い場合はコインランドリーなどで洗って使い回すことを考える。
上着
気温によっては持っていった方が良い。荷物になりそうなら、着ていってもいい。替えを持っていくかは日程次第。1枚は荷物に入れて、それとは別に1枚着ていって、とすると2枚持って行けるので安心感がある。
パジャマ
宿の寝間着を使っても良いが、ホテルは「翌日の英気を養う為の場所」と考えると、より落ち着く服で寝たほうがよいだろうと考え、パジャマを盛っていくことにしている。宿の寝間着でちゃんと寝られるならそれでもOK。
靴
そもそも履いて行っているはずなので、追加の靴は必須ではないが、状況によっては持っていかないとなこともあるので入れている。雨が降るとか、ハイヒールを履きたいとか。
身の回り品
ちいさめのバッグ、ファスナー付きのエコバッグ
サコッシュのような薄くて小さなバッグと、エコバッグは、あると何かと便利(詳細は後ほど)。エコバッグは小さいものもあるとよいが、特にファスナー付きで、気持ち大きめのエコバッグがあるとよい。
折りたたみ傘
長いサイズの傘は邪魔なので、折りたたみ傘が便利。出発時に雨が降っていなくてももっておきたい。晴雨兼用の折りたたみ傘が便利。普通に雨傘として使っても良し、夏の季節は日傘にもなるし。
モバイルバッテリー
出掛けていると地図を見たり写真を撮ったりなどなど、スマホを使うことがめちゃくちゃ増える。つまり電池をよく使う。なのでこれらは持っていて損はない。使わないこともまああるけど……。モバイルバッテリーに電源ケーブルが付いてない場合は電源ケーブルも一緒に持っておくこと。
イヤホン・ヘッドホン
主に飛行機の中で使う。飛行機の大きな音を聞いているとめちゃくちゃ疲れるので、ノイスキャンセリングのヘッドホンをずっと付けている。ちょっと重いけど、だいぶ違う。あとはホテルの騒音が気になるときに付けるとか。あると何かと便利。
ウエットティッシュ、マスクなどの衛生用品
都会に出ると、なぜか帰った後に風邪を引くことが多いので持って行っている。ティッシュはホテルにあるからいいや……と思って持って行っていない。一時期めんどくさくて、マスクを装着してなかったのだが、そうすると必ずと言って良いほど帰ってきてから発熱していた。マスクをするようになってから、帰ってきてからも元気に過ごせるようになった。飛行機や電車など、不特定多数の人が密集するような場所では付けるが、そうじゃない場所では付けない。メリハリをつけた感染対策というやつ。
歯ブラシ、歯磨き粉、マウスウォッシュ
ホテルの外で歯みがきをすることもままあるので(特に出張時)、持ち運び用の歯みがきセットを持っていくことにしている。歯医者さんでもらえる供品の歯磨き粉のサイズ感がほどよくて便利。
スペアのメガネ(2025/05/26追記)
必要な人だけ。私は必要とわかった。出張先のホテルでメガネをぶっ壊してしまった。視力が弱く、メガネなしで外を出歩くことには危険しかない。どうにか自力で直せる範囲で直したのち、眼鏡店に慌てて駆け込んで修理を依頼した。都心部であればどこにでもあるタイプのお店で買っていたからどうにかなったが、個人のお店で買ったとか、地方に出張中でお店がそもそもないは詰んでいた可能性が高い。次回からスペアを必ず荷物に入れる。
身だしなみアイテム
メイク道具一式
最低限必要なアイテムのみを厳選して持っていく。複数の用途を兼ねられるもの(例:BBクリーム、チークにもなるリップバーム、色つきのリップクリーム)を優先的にピックアップする。ブラシやパフ等が付いていない場合はそれらもあわせて持っていくこと。
シャンプー・リンスなどの身体を洗うもの
無印の携帯用ボトルに詰めてあるものが便利。単品で買えるので。(例:https://www.muji.com/jp/ja/store/cmdty/detail/4550583484392)
マシェリのトラベルセットもいい感じ。一気にシャンプー・リンス・ボディソープが揃えられる。(例:https://www.yodobashi.com/product/100000001003216751/)
普段から使っているものを小分け用の入れ物に詰めて持っていくのもアリだが、わたしはめんどくさくてやってない。
ホテルによっては身体を洗うタオルや泡立てネットがアメニティで置いてあるので、もし置いてある場合はありがたく使わせてもらう。無いときは気合いでどうにかする。手で洗う、手で泡立てる、など。
スキンケア用品
洗顔料、クレンジングジェル(オイル)、化粧水、乳液など。これも無印の携帯用ボトルに詰めてあるものが便利だが、日数次第。1泊2日とかなら「お泊まりセット」「試供品」「お試しセット」的なもので十分。あと、客室の乾燥が気になるならシートマスクを持っていくのもいいかも。
ヘアケア用品
ドライヤーの前に使うトリートメントや、朝のヘアセットに使うオイルなど。わたしはめんどくさくてボトルをそのまま放り込んでしまいがちだが、小分けにしたほうが持ち運びやすいだろう。ホテルによってはアメニティバーにあるからそれでいいかと思って、持っていかないこともわりとある。
シェーバー・カミソリ
大抵のホテルのアメニティに薄っぺらいT字カミソリはあるが、眉毛を剃る小さいカミソリやハサミはないので、これらは最低限持っていく。が、カミソリくらいなら現地調達できるし、そこまで必須ではない。
手ぬぐい
日数+1〜2枚程度。日数が多い場合は洗って使い回す事を考える。ハンカチとしても使えるし、枕カバーの匂いが気になるときの枕カバー代わりにもなるし、なにかと便利。わたしは普段から使っているのでその流れでもって行っている。普段使いしてないならハンカチでいいとおもう。
眼鏡拭き(ウエットティッシュタイプ)
眼鏡が汚れているとテンションが下がるので綺麗にしておきたいし、スマホやタブレットの画面を拭くのにも使えるし、大してかさばるものではないので複数個入れておく。大抵のドラッグストアやコンビニには置いてあると思うので、現地調達でもOK。
その他
電源ケーブル、充電アダプタ
これらがないとスマホの充電が出来ない。ホテルで借りたり現地調達したりすることもできるが、自宅から持っていった方が確実。
電源タップ
ホテルのコンセント、妙に使いにくい位置に設置されている場合がある。旅館は特にその傾向が強い。というわけで、2〜3口程度の小さなものでよいので、1つ買っておくと何かと便利。ケーブルが1〜2メートル程度あるものを選んでおくとなお便利。
薬
普段飲んでいる処方薬は忘れずにもって行く。日数分は当然持っていくとして、万が一のトラブルに備えて日数+1〜2日分くらいは持っておくと安心か。フライトが突然キャンセルになるとか、めったにないとはいえあり得ない話ではないので(この辺はその薬を飲まなかった場合のリスクと、荷物が増えるめんどくささを天秤に掛けて判断してほしい。人それぞれだと思う野で)。
市販薬で普段から使っている薬(痛み止め、胃腸薬、整腸剤など)も日数分とまでは言わないが、数日分は持って行っておきたい。目的地の近辺にドラッグストアがある場合は現地調達が可能と考えて多少数を減らしても問題は無い。逆に、ドラッグストアがすぐ近くに無い場合は気持ち多めに持っていく。
血圧計
わたしは血圧を朝晩測っているので必須。血圧を測ることである程度体調の傾向が見えてくるので(疲れてくると朝晩の血圧がマジで上がる……)、普段から測っている人は持っていくと体調管理に活用できる。出張や遠征を見据えて、はじめからカフス式を購入していたが、大変便利。これが上腕式だったら持ち歩く気になれない。
(女性だけ)生理用品
うっかり始まったらたいへん困るので、昼用を数個忍ばせておくと安心。本格的に必要になったらコンビニやドラッグストアで調達すればよい。万が一、と思ってたくさん持っていくとかさばるし。
ゴミ袋
あると便利程度のものなので必須ではない。移動中に出たゴミを入れるとか。狭い(しかも掃除が行き届いてない)ホテルで床にカバン置きたくないのに置き場がないから、敷物にするとか。大きめのゴミ袋と、小さめのレジ袋的なものを持っておくとよいだろう。
洗濯ネット
ホテルで洗濯する場合もしない場合も持っていく。着終わったものをどんどん洗濯ネットに入れておけば、帰ってからそれを洗濯機に放り込むだけで洗濯の準備が完了する。楽。
荷造りをする
必要なものが全て準備できたら、次は荷造りをする。慣れると手早くできるようになるが、慣れるまではそこそこ時間が掛かっていた。
移動するときのバッグ
わたしはスーツケースとリュックの2個体制で移動することが多い。スーツケースには衣類などのホテルで使うものを入れて、リュックにはホテル外で使うものを入れている。
スーツケースは、多少重くてもごろごろ転がせるから運びやすいし、たくさん荷物が入るし、便利ではある。が、1泊2泊程度の短い日数の場合、正直スーツケース程の容量は要らない。だから、そういうときはスーツケースではなく大きめのトートバッグやボストンバッグを使うことにしている。もちろんスーツケースのように転がってはくれないのでちょっと面倒ではあるが、軽いし、なによりちょうどよい。持ち物の量や重さによって上手く使い分けをすれば良いと思う。
もしスーツケースを持ってないならば、とりあえず機内持ち込み可能なサイズのものを買うのがおすすめ。飛行機に持ち込んだ方が、その後の移動で時間的に有利になることが多いからだ(詳細は後ほど)。
スーツケースやボストンバッグなど、預け入れるなどして手元から離れる可能性のあるバッグには、目立つ目印を付けて、他の人の荷物と識別出来るような工夫をしておきたい。ハンカチをハンドルに巻くとか、防水加工がされている大きめのシールを貼るとか、やり方はいろいろあるが、ある程度目立つような目印にしておいた方が良い。実際、家族が高速バスに乗ったとき、トランクに置いておいた荷物を別の人に持って行かれる事件に遭遇したことがある(ちゃんと戻ってきた)。そのときは、目印としてリボンを付けていたらしいのだが、気付かれなかったのか、相手の荷物にも同じようなリボンが付いていたのか、とにかく持って行かれた。なので「ある程度目立つ」目印である必要がある。飛行機なら手荷物タグが付いているから大丈夫と思いたいところだが、たまに「間違えて持っていった」という話を聞くので、油断ならない。実際手荷物返却台で手荷物を受け取った人の行動を見てると、そこまでタグ見てないこと、割とあるしね……。
スーツケースに詰める
スーツケースにどう詰めるか。わたしは、圧縮できるものは圧縮する、ジャンルごとにポーチを分ける、この2つを意識している。
衣類を詰めるときは圧縮バッグを使っている。確かにシワができてしまうが、そのデメリットを受け入れられる程度には圧縮できる。しかも何度も使える。とても便利。わたしは3COINSの商品を使っているが、ダイソーでも手に入ることを確認している。
それ以外のものは、ポーチや巾着袋を使って、種類別に分けて入れている。すぐ使わないものはどんどんスーツケースにつめてしまう。ポーチや巾着袋が足りなければ、とりあえずレジ袋とか、ジップロックとかも使う。とくに、ジップロックは丈夫だし、ジッパーで入り口を閉じられるので便利。要は種類別に仕分けできればなんでもいいのだ。
持ち込みに制限のあるアイテムの取り扱い
主に飛行機の場合の話。
預け入れ荷物に入れてはいけないアイテムや客室の持ち込みに制限のあるアイテムがある。各航空会社のWebサイトに詳しく記載があるので詳しくはそちらを見てほしい。うっかり該当するアイテムが入っていると、時間のロスになるし謎に恥ずかしいし申し訳なさもあるので、荷造りの段階から注意している。以前、うっかりスーツケースに充電式のイヤホンを入れていて、そういうものが入ってないから聞かれて思い出し、慌てて取り出すという行動をしたことがある。なぜか恥ずかしかった。
また、機内への持ち込みは可能だが保安検査のときにバッグから一度取り出さないといけないアイテムもある。たとえば、パソコンやタブレットのような電子機器、モバイルバッテリー、小さめのハサミなどが挙げられる。これらは、保安検査時にさっと取り出して、検査終了後さっとしまえるようにひとまとめにしておくと、保安検査でもたつかなくなる。たとえば、パソコン関連のものや文具はこういうA4サイズの平たいポーチに全てまとめてしまう、とか。要は、取り出しやすい位置にざっくりまとめておけば良い。まとめた結果複数のポーチに分かれてもいいわけだし。
大きな空港に導入されているスマートレーンであれば取り出し不要だが、それでも状況によっては取り出して確認が発生するので、それだったら初めから工夫しておいたほうがよいだろう。
出先での過ごし方
お仕事や推し事はそれぞれで、全力で頑張る。それ以外の過ごし方の話。
移動
わたしは飛行機移動が多いが、まあ正直疲れる。未だに慣れない。
空港への移動はなるべく乗り継ぎの少ない手段を選ぶ。乗り継ぎはシンプルにめんどくさいからだ。可能であれば移動中に事前チェックインを済ませておきたい。空港でもたつきたくないからだ。
お土産は空港で買ってもいいが、事前に手配する余裕があれば用意してスーツケースにねじこんでいる。手荷物はなるべく減らしておきたい。
機内では寝てしまえるなら寝てしまおうとしている。ヘッドホンを付けて、ノイズキャンセリングをONにして、目を閉じてぼーっとしているだけでもだいぶ違う。ただ、離着陸中は万が一に備えて起きているようにしている(たまにうっかり寝たまま着陸体制に入ってしまい、着陸時の衝撃で目が覚めることがあるが……)。移動中にスマホや本を見ていると乗り物酔いをするので避けている。
飛行機など、長時間移動をするための乗り物に乗るときはゆるめの服を着ることにしている。お腹のところがゴムになっているパンツとか。かっちり目の上着を着ているならそれを脱ぐだけでもだいぶ違う。ただ、万が一に備えて、足元だけは走れるタイプのしっかりした靴(スニーカーとか、ローファーとか)にしている。2024年1月2日に羽田空港で起きた事故を見たら、ある程度動ける格好じゃないとダメだなあと思ったので。そんなこんなあるので、サンダルやハイヒールは絶対に回避している(そもそもサンダルやハイヒールで羽田空港の保安区域を歩けない。広すぎて足を痛める自信しか無い……)。どうしても必要なときは荷物に詰め込んでおけばよいので。
飛行機のとき、荷物を預けるか、手荷物として機内に持ち込むかはちょっと悩むところではあるが、基本的には「その後の移動時間に余裕があるか」で判断している。余裕がないなら持ち込むし、あるなら預けてしまう。特に羽田空港は荷物の返却に時間が掛かる印象があるので、余裕がないときに荷物を預けたくはない。このあたりの自由度がだいぶ変わってくるので、スーツケースを買うならまずは機内持ち込み可能なサイズの方が良いと思う。が、そもそも自力で持ち上げられない重さになってしまっているならば、預けてしまうことにしている。荷物を頭上の荷物入れに入れようとして怪我をしてしまっては元も子もないし、そもそも機内に持ち込める荷物には重量制限があるからだ。持ち上げられないなら重量制限を超えてる可能性があると思っている。そもそも、スーツケースはどうしても構造上重くなってしまうので、ある程度たくさん荷物を運びたいが預け入れ荷物にしたくない、という場合はスーツケースではなく、ボストンバッグを選ぶ方が良いかもしれない。
ごはん
どうしても外食・中食が中心になってしまうので、偏りがち。なので意識して野菜や果物を取るようにしている。たとえば朝ご飯のバイキングでサラダや果物を摂るとか、ランチでサラダを付けるとか。それだけでもだいぶ違う。あとは脂っこいものを避けられれば避けておく、とか。でも食べちゃうんだよねえ。あとお酒もほどほどにしたい。できてない。
外出先だから羽目を外して普段食べないようなものをガンガン食べてしまうが、なるべく朝ご飯だけでも栄養バランスを考えて食事を摂りたいなーと思っている。
睡眠
寝ないと疲れる。だから寝るための努力をする。眠れないならベッドの上で目を閉じて無心になるとか。ちゃんと寝れるように、夜になったらカフェインを取らないとか、お酒をアホほど飲まないようにするとか、いろいろある。(なのだけど、お酒は……たまに守れてない。翌日グロッキーになってる。マジで反省しかない)
ちょっとした外出
持ち物のところに「サコッシュ」とあったが、これは主にちょっとした外出で使う。ホテルからコンビニに行くときにいちいちリュックを持ちたくない、しかしスマホや財布、ホテルの鍵、エコバッグなどもっておきたいものはちょいちょいある。というわけでサコッシュにそれだけ入れて出掛ければ、だいぶ楽が出来るというわけだ。かさばるものでもないので、そっとひとつ入れておくと良いと思う。
あふれた荷物の整理
帰りはなぜか上手く荷造りが出来なかったり(行きでは詰め切れていた衣類がなぜか入りきらなくなる謎)、お土産をたくさん買ったりして、荷物がスーツケースに収まりきらなくなる。お土産くらいであればもらった紙袋にどうにか詰め込んで機内持ち込みにしてもいいのだが、帰りは身軽になりたいから、できれば預けてしまいたい。そこでファスナー付きのエコバッグが役に立つ。スーツケースに入りきらなかったものをどんどん詰め込んで、帰りは預け入れ荷物にしてしまう(飛行機の場合。高速バスならトランクに入れてしまうし、新幹線なら頭上の荷物入れに置く)。折りたためるボストンバッグなどで代替可能だが、わざわざそのために買うのは……というなら、まずはファスナー付きのエコバッグを使うのが良いだろう。ダイソーなどでも買えるし、かさばらないし。これも、うっかり同じエコバッグを使っている人に持っていかれないように、適当な目印になるものがあればつけるようにしている。手拭いとか。
荷物の持ち運び
チェックインするまでとか、チェックアウトした後とか、どうしてもスーツケースを手元に持っておく必要がある時の話。正直邪魔なのでどうにかしたい。
ホテルで預かってもらえて、かつホテルに立ち寄れる時間があるなら、ホテルで預かってもらう。お金掛からないから一番手軽だと思う。コインロッカーに預けるのも手段としてはよいが、お金が掛かるし、なによりコインロッカーがあいてないことがあるのが難点。東京や大阪の大きい駅であれば、コインロッカーとは別に荷物預かりのサービスが展開していることがある。予約できるならしておいたほうがハラハラせずに済む。たとえば東京駅なら、以下のサービスが利用出来る。
とにかくお金が掛かってもいいから楽をしたい、という場合は、ホテル・空港間の配達サービスを利用するのも手。事前予約が必要だったり、時間帯によってはそもそも使えない場合もあるので注意してほしい。例えば以下のようなサービスがある。
もしくは、そもそも自宅からホテル、もしくはホテルから自宅に宅配便で送ってしまうのも手。でっかいスーツケースを使う場合は特に有効(例えば、数週間ホテルに泊まるとか)。ただし、届くまでに日数が掛かる場合があるので注意が必要。本人はホテルについたのにスーツケースは届いてない、はだいぶ困る。
あとがき
色々書いてきたが、たぶんまだまだ「意識していないが実はやっていた」ことがちょいちょいある気がする。また思い出したら書き足すなり、新しく記事を起こすなりしようと思う。
思いつきで書き始めたら、結局一万字を越えていて、正直びっくりしている。けっこういろいろやってたんだなあ、わたし。