言語化してもらえた、からの「水星の魔女」ファンダムについて

111strokes111
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公開:2023/12/7

2019年の秋から遊び始めてまだ執着してるの自分でもびっくりする。魔法の力が実在する偽中世西欧の話で誰を相方にするか、でルートが分岐していきます。

青のディミトリを選ぶとメンがヘラった金髪碧眼の王子様とオールドクラシックな原状回復を目指すことになります。

赤のエーデルガルトを選ぶと人体実験の被害者だった皇女と世界を操る上位存在と戦って改革を目指すことになります。

黄のクロードを選ぶと共和制国家で代々、指導者を輩出してきた名家の嫡子と世界の謎を追求していくことになります。

この構成に対して

「異性愛者で封建主義、バイセクシャルで革命家と来たら同性愛者で共和制で良くない?」

と言っている方がいて赤べこのようにヘドバンしてしまいました。(実際に主人公の性別を女性にしないとクロードやディミトリとは結婚できない。エーデルガルトは主人公の性別が女性でも男性でも結婚できる)

腐女子の負け惜しみ!とかジェンダー関連に興味のあるやつウッザ!とか男性キャラとの結婚を夢見る女性ファンが不快に思うからダメ、と言われるのはわかっています。そして勝手にバイやゲイにするな!統計学的に見て男女が云々なのもわかっています。

でも構図が完璧では?と思ったんですよ!こういうことを無意識で求めていたところに濃厚過ぎるローレンツくんとの関わりをお出しされた結果、あの2人ができていると言う設定で二次創作を書きまくったのかもしれません。

とりあえずクロードとローレンツができているという設定で書いた小説の文字数が100万文字超えたところで数えるのをやめました。(ここまで書いておいてなんですが私はクロードとヒルダのカップルもローレンツとマリアンヌのカップルもヒルダとマリアンヌのカップルも大好きでそれぞれ同人誌を出しました)

公式の設定に対してこうなら良かったのに、と思うなら二次創作で好き勝手にすれば良くない?だから今後、上述したような構成や設定の作品を目にした時もポリコレに屈したとか言わないで自分の好き、を己の手で形にしていくのが1番だと思うんですよ。好みのものは読んで苦手なものは目に入れなければ良いし。

「私は好きにした、君らも好きにしろ」ですよ。

「水星の魔女」のファンダムではその辺が逆転しているのが面白いです。作中では女性と結婚した主人公のスレッタちゃんがグエル(1ミリも知らん方に向けて解説しますと男性です)と肉体関係持ってる二次創作がすげーいっぱいある!!自由!描(書)き手の二次創作遍歴見てるとその前はBLでした、みたいな方も多い。これからも融通無碍にやっていきましょう。その結果、物言いが入ったとしても好きにしたなら悔いはないはずだし、社会に存在する主体としての振る舞いが問われたなら真摯に受け止めるしかない。

元から二次元キャラクターの下半身事情について真剣に考えてR18描写のある二次創作漁ったり描(書)いたりしているなら、それが男女のカップルでも同性のカップルでも平等にヤベェ行為だと感じていたんですけど「水星の魔女」のファンダムを見ていてやっぱり平等だったんだなー、と思いました。

みんな違ってみんなヤベェことは本当に楽しい。

@111strokes111
だからなんだ?ということを書くような気がします。