東京に住んで長い地元の幼馴染と浅草押上観光をした。
生まれて初めてもんじゃ焼きを食べたり、雷おこしを売っている会館でお土産を買ったり、隅田川を渡って押上まで散歩したり、スカイツリーのそばにある商業施設で買い物したり、とても楽しかった。
京都や台北での生活を経て東京で暮らしていると、この地の特異性に日々驚かされる。新しいと古いが混在し共存している。土地土地によって歴史や固有性があり少し移動するだけで全く違う印象を受ける。例えば京都などの古都に比べると街の雰囲気はどこも雑多であるが建物は規律を持ったデザインで建設され視覚的にリズムがある。タルコフスキーが映画『惑星ソラリス』の冒頭シーンを東京の高速道路で撮影したことは有名だが、東京の道路や建物はどこか無機質で近未来的である。などなど歩いているだけでも見どころがあり、観光地も様々な場所に数多くあるので全く飽きない。京都や台北はどちらかというと全体的にのっぺりとしているというか、歩いても歩いても京都なのである。台北なのである。
東京は素敵な都市だと思う。街には人々の生活がありながら、観光客のような外部の人間の受け皿もある。東京に住めていることに感謝しよう。