2024年5月7日〜5月13日

128lock
·

5月7日(火曜日) 死んだように16時頃まで寝ていた。舌先にできた口内炎が痛い。

5月8日(水曜日) 朝からエキストラの撮影。隣に座った男性と話していたら、途中で年配の男性が加わって三人で話すことに。年配の男性は「〜するといいんだよ(知ってた?)」といったことや自慢話が多く、わたしはずっと上の空で「え〜そうなんですね」「すごいですね〜」の自動相槌マシーンと化していた。だるすぎる。昼頃に一旦終了し、夕方まで他のエキストラの方と弁当を持って移動した。世代の違うスーツの五人組、まるでどこかの小さな会社の社長と社員のようだな、と思った。「若いのに偉いね〜本当にいい子だわ〜」とマダムたちに言われたが、自分としては全く気をつかったつもりはないので「ADやってたんで!(笑)」と返したら妙に納得された。先回りして当然だと思っているし、きっともうこれは癖なのだろうけれど、これって当たり前ではないのもしれない。そう思ったらなんだか馬鹿馬鹿しくて、全て放り出したい気持ちになった。夕方に撮影が再開。ほぼ待機ではあったが、初対面の人たちと話すのは思ったよりも疲れていたらしく、帰ってすぐ寝た。

5月9日(木曜日) 郵便局や銀行に行って用事を済ませる。キネマ旬報シアターでまたしても三宅監督と濱口監督の映画を観る。短編含む五本立て。一本終わるごとに、まだいけるな、せっかく柏まで来てるし、と思ってチケットを買っていたが、さすがに欲張りすぎたらしい。全部観終わった頃には疲れ果てていた。途中で寝てしまった作品もあって、なんだかな〜の気持ちで帰宅。

5月10日(金曜日) 図書館に本を返却したついでにまた本を借りた。夕方武蔵小杉で友人と合流。無印で買い物をしてデニーズへ移動。少し待つ。ずっと気になっていた担々麺を注文。お腹が空いていたので、唐揚げ付きのご飯のセットを頼んでしまった。仕事の話や恋人の話などをする。誠実さについての何かを教えてほしい、という漠然としたことを発してしまった。自分でも何を求めているのかわからない。濱口監督の作品の影響が大きい気がする。「ハッピーアワー」を観てから、ずっとそういうことを考えている。帰りの電車で濱口監督特集のユリイカKindle版を買う。移動中にKindleで買ったガブリエル・ブレアの「射精責任」も読んでいるが、見出しがでかいので人前で読むのには少し抵抗を感じてしまう。

5月11日(土曜日) 朝起きて渋谷のシアター・イメージフォーラムへ。初。「成功したオタク」を観た。なんとなく観ておかなければならないような気がした。内容自体にはとても惹かれていたのに、あまりにも眠すぎて爆睡。断片的な情報で、予告編を見たのと何も変わらない感じ。もったいないことをした。ぼやぼやの頭で代々木上原へ移動し、友人と合流。会うのは六年ぶり、二度目。SNSで知り合って、今でもこうやってゆるく繋がれていることって本当にすごいことだな、と思う。ずっと行きたかった按田餃子に行けたので満足。雑貨屋やパン屋に行って、代々木公園で休憩。犬がたくさんいて癒された。犬は正義。新宿で解散し、紀伊國屋で漫画や小説などを計五冊購入。帰りの電車で座っていたら、目の前のイチャイチャカップルと隣の居眠り荷物ぶつけおじさんに囲まれて限界だったので一旦降りて次の電車に乗った。夜はメルカリ星人。

5月12日(日曜日) メルカリの発送を済ませるために外へ。身なりを整えるのが面倒で、センター分けに眼鏡スタイル。大事にとっておいた「アンメット」を視聴。キャストが良すぎる。若葉竜也が最高。ずっと泣いていた。夜に恋人と合流。冷しゃぶ、厚揚げ焼きwith大葉ポン酢、アボカドなめたけを作って食べた。ベボベの「Cross Words」のイントロが頭の中で流れる。

5月13日(月曜日) 一日雨予報だったので家で恋人と一緒に過ごす。録画していた「3か月でマスターする世界史」の第1回と第2回を視聴。それぞれメモを取り、回が終わる度にノートを交換、わからないことを話し合う。わたしは高校時代に日本史を選択していて頭が追いつかなかったので、世界史を学んでいた恋人に解説をしてもらった。ありがたい。なんとか納得するも、世界史はやはり難しいと実感。恋人が、ルーズリーフを広げた机を見て「中高生の勉強会みたいだね」と言っていた。「あの説明だとこういう流れだって勘違いしない!?」と、わたしはテレビに悪態をついていたが、今読んでいる本に「こんなわたしでもわかるようにわかりやすく説明してください」という姿勢は良くない、みたいなことが書かれていたのを思い出し、解散してから一人で反省した。反省は大事。友人からうれしい知らせが届き、ついにこのときが来たか……としみじみ。EMCの「BIG LOVE」を聴かせたくなったが、送っても「何のこっちゃ」となるだろうと思い、代わりにシャワーを浴びながら歌った。