窓際

52Hzの孤独
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特に何か起こったわけでもなかった変哲のない一日が終わろうとしている。

このままではあまりにも味気ないと思いふと窓を開け月を見ていたらムラついてきた。

慣れた手つきで息子の汚れを拭う。

ふと、そのティッシュを窓際に置いてみた、外は寒いのでティッシュから湯気がたちのぼっている。

きっと私の子孫になるはずだったものたちの命はこの湯気と共に空に昇るのだろう。

こんな綺麗な空だ、卵子の一つくらい浮かんでいるはずだ。

そうして受精するのだ