モノづくりをする人にとって「コンセプト」は、自分の世界観を強固に作る武器になる。実際に自分の好きな作品やプロダクトは、インタビューやHPを調べる理念やコンセプトを明確に持っていることが多いです。
作品を多くの方に届けたい、近しい価値観を共有したいと思ったら、活動の中核となる「コンセプト」が必要だと思います。
自分が作品をつくるにあたって「コンセプト」をどう扱うか。
そもそも「コンセプト」を作ることって難しい...。それに加えて、自分の興味や関心も移り変わる中で、「コンセプト」について悩むことで、絵を描けなくなったり、作品を発表する腰が重くなってしまっては本末転倒です。
かといって、文脈を体系化、言語化しようとしなければ、見てくださる方とコミュニケーションが取れないし、伝わらない。取り組みを言語化することで、次に進むことができるので、何もしないのは、作者の怠慢に感じます。
もし関心が移り変わっても大きく変わらず、作品を積み重ねて前へ進める、本質的な上位概念を「コンセプト」に据えるのが都合が良さそうです。
いまの僕の人物イラストのコンセプトは「Enjoy your Pop life.」。見てくださるみなさんの、はじける人生を明るく前向きに照らす作品をつくっていきたいと思っています。
最近はキャラクターのイラストも描きはじめたので、もう少し包括的なワードも設けたいと思っています。
候補としては「Move Forward」とか「Go!!」とか...。とにかく作品を通して前向きなエネルギーを込めて、受け取って欲しいと思うので、そんなコンセプトで作品に向き合っていきたいなと思います。