#膨らんでいったイラストへの想い
この目標設定、働き方を変えるというのは、自分の中で大きな決断でした。
会社の仕事にもやりがいはあり、やりたかったこともやらせてもらえ、働く人もいい人ばかり。
会社員として転職することは、全く考えてませんでした。
ただ、イラストを発信しはじめて5年経ち。
SNSで見ていた方が売れていくのを横目で見て、羨ましいなと思ったり。
自分で展示などのイベントをしてみると、会社では得られない充実感を得られたり。
もっと、絵に時間を割きたい。ものづくりで暮らすことができたらどんなに楽しいだろう。
最初は大変だろうけど生業にしたい。という想いがどんどん膨れ上がっていきました。
#決断するまでに考えたこと
「もっと、絵に時間を割きたい。」という気持ちは、実は結構前から抱えていました。
思い切って踏み出すのに、お金の問題と、奥さんがどう思うかな、というのが整理がつかない考えごとでした。
お金の問題
まとまった貯金や、すでに継続的に案件をいただいてるあるわけではなかったので、いきなり「イラスト一本!」というのは、厳しい選択肢でした。
そんな中、会社で業務委託の方の採用に関わる機会があり、しっかり報酬を貰いながら、柔軟な働き方をしている個人事業主の方々がいることを知りました。
自分の時給がいくらだった場合…週2で稼働したらこのくらい。週3で働いたらこのくらい。
具体的に計算して、いまの年収からの下げ幅や、調整できるラインが見えてきて、段々とお金の問題がなんとかなりそうになってきました。
家族の問題
奥さんとは去年入籍しました。まだ子供はいません。
付き合いは長いのですが、絵を本気でやってみたいと思ってるとか、今後の人生プランとか、込み入った話は、恥ずかしくてできてませんでした。
話したらどう思われるだろう、というのが気になっていました。
思い切って相談してみたところ、子供ができたとしたらやりづらいこともあるかもしれないし。本当にやりたいならやってみたら。と応援してもらえました。(もっとたくさん話したけど笑)
なんだか話してよかったなと、晴れ晴れした気持ちになり、思い切って決断することができました。
#決断を支えてくれた存在
実はこの間、コーチングを受けていました。
会社の仕事に一杯一杯になってるけど、この状況をなんとかしたい。自分が本当はどうしたいのか、あんまりわからなくなって麻痺してきた…。
そんなときに、過去にコーチングをお願いしていた、本橋さんとのセッションを開始しました。
はじめは、やりたいことが埋もれて、フットワークが重くなってる自分に気付いたり。
しばらくして、やっぱり絵が好きだという気持ち、意外とお金とかを気にしてる保守的な自分に気づいたり。
1人では気付きづらいことが対話を通して明らかになり、着実に行動につなげることができました。
本当にこのタイミングでお願いしてよかったなと思います。
また、一緒に働いてきた会社の皆さんの存在も大きかったです。
先輩たちに相談してみると口を揃えて応援するよと言ってくださったり、うちのチームで業務委託しなよ!と冗談混じりに誘ってくれたり。
この人たちが応援してくれるなら大丈夫だろう。期待に応えられるように精一杯自分の打席でバットを振ってみよう。と腹が決まりました。