
ゲームにおける繋がりようなものは、その時間を生きる当事者たちにとっては大切で興味深いものであったとしても、案外記述されることなく、後から振り返る手段が無い、といったことも珍しくありません。
ここでは、戦術対抗戦について継続的に発信する先生(この意味についてニュートラルに「対抗戦勢」と呼ぶことにします)について、そのような記述を試みてみましょう。
なお、サークル名などが多数出てくるため、そういうのが苦手な人は読まないでいただけると助かります。
とはいっても、戦術対抗戦というコンテンツそれ自体は個人戦です。
それを例えばサークルのような切り口で考えるのは乱暴この上ないのですが、サークルくらいの粒度でないと色々と難しいですし、それで雑談程度に話の流れはつくれます。というわけで今回は、サークル、Discordサーバー、配信・動画、SNSという切り口を用いることにしましょう。
さて、しかしながら、対抗戦サークルを自称する著名なサークルは、実はふたつしかありません。さかな山脈とちりつもコインです。
両サークルとも𝕏においてサークルメンバーのリストを公開なさっており、拝見すると、対抗戦についてよく発信されている方が何人も見受けられます。例を挙げれば、拙企画の『何出す超会議』で有識者をしてくださった力うどん先生はさかな山脈所属です。
ちりつもコインは元さかな山脈のサークルメンバーが立ち上げされているので、同根という見方をすれば、対抗戦サークルというのが非常に珍しいものであることが分かります。これはコンテンツの性質上当然と言えるかもしれません。
しかし、対抗戦が好きな先生が、すべて対抗戦サークルに所属しているとは限りません。むしろ、大半はその他のサークルに所属しています。
そのようななかで、対抗戦勢が複数集まっていることにより、対抗戦色が出ているサークルが存在します。どこまでをそうしたサークルに含むかは個人差が出ますが、ここでは宿屋天狐、放課後Archive、天童アリス同好会を挙げます。
このグループは親愛を込めて「対抗戦サークル」とされることも多いのですが(所属者が、うちは対抗戦サークルではありません、と言うところまでワンセットです)、現実として対抗戦サークルではありませんので、便宜的に御三家と呼ぶことにしましょう。
宿屋天狐には例えば、前述『何出す超会議』の有識者であるうい先生が所属しています。実態としては総力戦サークルの括りに入ると思いますが、噂によれば音声作品の造詣が極めて深いらしいです。
放課後Archiveには例えば、同企画有識者であるハコイヌ先生が所属しています。また、何と言っても後述するQ.E.D.の長であるIdea先生がサークルリーダーです。一応交流サークルということになっていると思いますが、例えばボスコンテンツは総力戦サークルに劣らずハイレベルに見えます
天童アリス同好会には例えば、同企画有識者であるちくわママン先生が所属しています。MisskeyやDiscordサーバーを母体とする内輪サークルらしいですが、非常にプレゼンスのある対抗戦勢が複数所属しています。
御三家以外にも、著名な対抗戦勢が所属していることなどによって名前が挙がるサークルが存在します。冒頭の画像では、仮装舞踏会、Ci+LUS、深海、Andante、日曜日の夜、ワタリガニサンダーを挙げました。(詳しい方は、「あの先生が所属しているサークルだな」となりましたか?)
もっとも、挙げたサークルは例示に過ぎません。というか、戦術対抗戦はサブコンテンツという認識のもと、ブルーアーカイブというゲーム全般を真面目にやっている先生方が、その一環として戦術対抗戦に取り組むという姿勢も(あるいは、そういった姿勢こそ)普通です。そうした背景もあり、「メイン」のコンテンツである総力戦を志向したサークルにも、対抗戦に長け発信もする先生方が多数いらっしゃいます。
それを考慮すると、冒頭の画像には嚆矢の足跡、潮汐の下/アウターヘブン支部、サテライト、万仙陣などといった本格派総力戦サークルが自然に入るかもしれません。入っていない理由は ── まぁ、遊びとはいえ入れることが相応しくないというか何というか……(※ 一応言及しますが、画像に挙げたサークルに敬意が無いわけではなく、畏れの観点です)
ここまでサークルを切り口としました。しかしよく考えてみると、サークルを単位として繋がるゲーム上の要請は存在しません。むしろ、ゲーム内の括りに囚われない集まりが自然です。その代表例がDicordサーバーであり、著名な対抗戦サーバーはふたつ、Q.E.D.と絶 令和最新版 戦術対抗戦 超 アルティメットスーパーウルトラ究極攻略サーバー S G3(便宜上、アル鯖と呼称します)です。
Q.E.D.は、前述放課後ArchiveのサークルリーダーであるIdea先生が主宰しています。従来は主宰者と近しいメンバーで構成されていましたが、S10から方針を変更し、広く門戸が開かれたサーバーとなっています。メンバーは非常に豪華であり、構成メンバーを眺めるだけでも壮観。アライメントは秩序です。
アル鯖は、かみ先生が主宰する身内向けのサーバー。ただし、門戸自体は身内以外にも開かれています。極めてアクティブな先生が複数所属しており対抗戦面で活発ですが、身内向けの色も決して弱くないので対抗戦コミュニティと言い切ってよいのか微妙なところです。アライメントは混沌。
(※ 追記:天童アリス同好会から由来の矢印を引っ張っていますが、事実と異なるという指摘を頂きました。端的に書くのが難しい関係性なので、ここでは指摘の事実のみに留めさせていただきます)
そして、対抗戦のコミュニティとして特筆すべきなのは、ピスタチオ先生のYoutubeチャンネルです。
古参のあるプレイヤーは、対抗戦勢とはかつて、ピスタチオ先生の配信という小さな灯に集う細々とした繋がりであったと語りました。この分析が正鵠を射ているかはともかくとして、そう語る人がいるほど歴史があり、重要なコミュニティということです。
配信/動画という括りは必ずしもピスタチオ先生だけを含むものではありませんが、ここでは言わばランドマークとして挙げさせて頂きました。
ところで、言わば「領土」を持たない連帯も存在します。
例えば、𝕏で対抗戦について話題にしている先生方を観察すると、繋がりを見出すことができます。この繋がりは、サークル、Discord、配信上のそれとは必ずしも合致しないので、独立して考えるべきでしょう。世界地図におけるクルド人のように、確かに存在するのに図上で確認できないそのような連帯。冒頭の画像では、そのひとつである北界隈とでも言うべき例を載せました。
もっとも、このような連帯は規模を考えなければ多く確認できるでしょう。あくまで例示に過ぎません。
また、存在はするけれども実態が確認しづらい例としては、匿名界隈も挙げられます。Blue Archive wiki や 匿名掲示板などです。間違いなく存在するコミュニティなのですが、冒頭で定めたところの「対抗戦勢」の括り(発信ベース)としてはやや外れるので深入りしないことにします。
特に主張があるわけでもないのでまとめも何もないですが、「対抗戦勢」は限られた対抗戦サークルだけでなく各サークルに散らばっており、その中には御三家のように色が強いサークルもある。サークル以外にはDiscordサーバーや配信などがあり、その他、SNSなどで緩い連帯も見られる ── といった感じでしょうか。
とはいえ、そもそも自分の視野が限られているというのは自覚しており、自分の観測範囲に入っていない「対抗戦について継続して発信している先生方の連帯」というのはもっとあるように感じます。
興味深いと感じる方がいましたら、𝕏等で色々話していただけると嬉しいです。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
※ 名前・名称が挙げられていることによって具体的な問題がありましたら、対応いたしますのでご連絡ください。 (@1m_lcei)