日記:毎日の出来事や感想などの記録。日誌。日録。ダイアリー。
デジタル大辞泉
前回「手書きの日記をつけている」話をちょっとだけした。そのことについてちょっと書くことにした。
日記をつけていると言うと「毎日書いててえらーい」って思いがちだが、実はそんなことはなく、結構ちゃらんぽらんで書いている。毎日書いている日もあれば、数日放置してから慌てて書くこともある。毎日書いていても、その日の夜に書くことはまれで、次の日に前日の分を「今日の出来事」みたいな顔して書いてたりするし、空白期間が出来たときは思い出しながら箇条書きしたり、寝てた、暇だった、忙しかったと一言で終わらせることもある。なんなら思い出せなくて、入り浸ってるSNSの自ログ見返して思い出すことだってある。ほんとーにそのくらいゆるーく書いている。
日記チャレンジはなんだかんだ小学校から続いていて、つけては挫折してを繰り返していたのだが、ここ10年はなんだかんだと続いてる。きっかけはほぼ日手帳と万年筆だった。
文具好きな人なら一度は聞いたことあるのではないだろうか、ほぼ日手帳。知り合いにほぼ日手帳使っている人がいて、その人に背中を押されて購入したのが最初だった。買ったはいいが管理するほどのスケジュールはなく、日記にでも使うかーくらいの気持ちだったのだが、まぁまぁ続かなかった。当時の手帳を開くと白紙のページが多いこと、多いこと。書いていても箇条書きだったり、一言だったりと日記をつけている感じは無かった。それでも何故か辞めず、年に100ページも埋まるか怪しいちょっとお高いノートを買い続けてた。
転機は数年後、(個人の)第二次万年筆ブームが訪れたとき。なにげなく、万年筆でほぼ日手帳に書いたら、楽しかったのだ。この頃はなにを書いても楽しかったが、紙の違いが及ぼす筆跡の変化の好みがドンピシャだった。運命のインク1、月夜とトモエリバーのハマり具合が最高おぶ最高だった。これが楽しくて、あれよあれよと日記を書き、インクを集めることとなった。
そしてぼくは気付いた。
いままで続かなかったのは紙と筆記具だったんだと。
冒頭にも書いたが、確かにマメに毎日書いてるわけじゃない。でもほぼ日手帳買い始めたころよりはマシな日々の記録だし、なによりページの埋まり具合が違う。ここ10年は空白のページはほぼ無い。年に数回あるか無いかだ。ほんとーに遡れなかったときだけ、潔く空白にする、それだけ。
嬉しかった、楽しかった、面白かった。悲しかった、つらかった。日々の記録とは言うけれど、事細かに心情を綴ったりしていない。もしかすると、こういう誰かの目に触れる媒体に綴っている方があれこれ書いているかもしれない。それでもぼくは手書きで日記を書き続けている。
結局書くことが好きで、筆致を眺めるのが好きなんだろうなぁ。
万年筆ユーザーで日記続かんけど、書きたいなーって人に一つアドバイス的なことを書く。
日記に書く内容の一つに万年筆の管理を増やすとネタが無いでも埋まることあるよ。ぼくはこれで1ページ埋めちゃうことある。新しい軸を買った、インクを買った。軸を洗った、インク入れ直した。とかそんな感じ。軸やインクが少ない時は書かなくてもいいだろうけど、増えたときに軸なり、インクなりの出番に偏りが出始めると思うんだ。好みってあるから。あとは使いやすさとか。そんなときにこういうの付けておくと「最近使ってないけど、前に使ったのいつだっけ」とかインクの廃棄時期の目安とか、いろいろ便利だと思うので、気が向いたらやってみることをおすすめします。
おすすめはするけど、絶対ではないよ。あると便利だなー、日記埋めるのにちょうどいい感じだよーくらい。
そんなわけで、いろはさんはそろそろこの前の大洗浄大会後のインクの入れ直し会やりましょうね。使いきれないくせにある程度の本数軸にインク入れてないと落ち着かないのもう病気なのではって。ふふふ。
入れたいインクいっぱいあるんだよねぇ。レギュラーさんたちの復活に、この時期にあうインクも入れたいし、ご無沙汰な子たちも使いたい。
……あれ、何の話だっけ? え、日記の話? ……万年筆とインクの話じゃないの? え、え?