四百字詰め原稿用紙十枚。
今月の作文はこれを含めて、二か所で26本、23,514文字となりました。お付き合いくださったみなさま、ありがとうございます。これからも徒然綴ってまいりますので、お時間ある時にでも覗きに来てくれると嬉しいな。
こうやって書き出すと結構書いたなぁって感じです。
今回はしずかなインターネット始めた月でもあるので、こんなまとめを出してみましたが、来月からは出さないと思います。出してるかも? 深く考えていないので、無くても気にしないでね。
書き物しているとちょいちょい見かける文字数の話。いろんな場所で見かけますよね。最近は文字数よりもページ数の場合もありますが、今回は文字数の話で。
ぼくの中で一つの区切りとして、表題の文字数、四千文字があります。
小説系公募でよく見られた応募要項だと思うんですけど、いまはどうなのかな? なので三~四千字が短編の基本だとぼくは思っています。もちろんこれより短いのだってあるだろうし、ぼくの中での話です。
書くにしても、読むにしてもこれが基準です。でも改めて考えると四千文字って結構な量あるな? エッセイ系だと四千文字って長文だよねぇ。でもこれwebで見てるからそう感じるのかも。紙媒体、縦書きで四千文字、さらつと読めちゃうし、うーん、文章マジック。
創作系書き物は四千文字を一つの目標としているところあります。区切るのにちょうどいいかなって。収まらないこともあればまったく届かない時だってある。わんらいなんかはネタ考えるのも含まれるんで届かないこと多いですねぇ。冗長に綴って四千字じゃ意味ないし、削り過ぎて内容が薄っぺらでも意味がない。結構奥が深い四千文字の世界。でもこれを意識しすぎて空回りし出すと書く意味とはと自問自答が始まるのでそれはそれで問題だったりします。
なんで四千文字に拘るのかなって考えたことあるんですけど、たぶんこだわってるのは四千文字の方ではなく、「原稿用紙十枚」なのかなって。意識して文章を書き始めるのって小学校の作文の時間が多いと思うんですけど、たぶんその時に普段使いしているノートは別に先生から配られた原稿用紙に魅入られたんだと思います。
「これに書いて出してね」
特別な時にもらえる、特別な紙。消しゴムをかけるときの力加減に失敗して皺の寄った原稿用紙に悲しい想いをした記憶。間違って破ってしまって、またもらえるか不安でいっぱいだったあの苦い思い出。原稿用紙、買えることを知って意味もなく一袋買ったあのとき。大人になって、原稿用紙に書くということが贅沢で、めんどくさくて、ロマンに満ちた行為だったこと。
いろいろなモノがたくさん詰まる前の白紙の原稿用紙に憧れがあるんだと思います。最近は枠がオシャレな原稿用紙があったり、トレペに印刷されたものがあったり、原稿用紙のマス目の柄のメモ帳があったり、ミニチュア原稿用紙とかあったり、本の装丁のデザインの一部としてみる原稿用紙もあったりで、あ、これ単に原稿用紙マニアの話になってる。
ぼくはいまでも原稿用紙に書きだします。好きなんだよね、原稿用紙。そういうのもあってなのか、謎のこだわりがあります、一編四千文字の世界。また四千文字目指して頭を悩ませる日々が来るといいなぁ。