雑誌

1ta60
·

和久井先生の昔のインタビューが載った雑誌をやっとゲットした…😭2015年の…!(ちなみに新宿スワンの連載終了が2013年)

ずっと読みたかったので感慨深いのと同時に、男性向けの写真週刊誌なので…今の先生の印象とだいぶ違って…(脚色などもあるかもしれないけど)インタビューの受け答えが結構アッパーでびっくりした…!(笑)

や、でもこれはこれで読めてよかったかな…


以前、山田玲司さんがyoutubeで「ゴツい一重の男のかっこ良さ= 和久井先生の絵柄は、井上雄彦先生から影響を受けてるのでは?」と推察してて、勝手にそれで納得しちゃってたんですが、

なんと前述のインタビューでその糸口となる話が出て…!


  • スワンのために取材をしていると、「原作やってやる」「俺がモデルになってやる」というパターンがすごく多かった。

  • いま(2015年)も歌舞伎町には「俺が主人公のモデルだ!」という自称・龍彦が20人くらいいるらしい

  • 本当のモデルは特攻の拓の一条武丸。一重の三白眼がすごくカッコよく、『この目にしよう』と。


おお…!ぶったく…っ!

リベについてディグってると毎回この不良漫画にぶち当たるのでいつかちゃんと読みたいな。

他にも歌舞伎町の風景の捉え方とか、女性の口説き方とか…(笑)先生らしいなと思う部分もありつつ、新たな発見もあり…

当時のインタビューでは「伏線の回収はノープラン」と仰ってました。やっぱりリベのライブ感は和久井先生にしか作れないものだなって思う…!


印象的だった言葉

  • 僕は無条件で弱い者を助ける正義感なんて持ち合わせていない。むしろ自分にないものを描いてみたかった。


これを読んで…胸にドーンと突き刺さるものが…

そう、なんたって半間や稀咲を描いてくれた人。ピュアな人物像を勝手に想像してしまったり、先生の考え方や内面そのものへの信仰心みたいなものが己の中に芽生えてしまってて…感想を送ったりするときも、ほんと凄い綺麗事ばっかり綴ってしまって…(恥)

でもそうだよな…先生だって人なんだよな…みたいな…

もう一つは


変わってしまった歌舞伎町について。寂しくないか?

  • 「僕は昔からこの街がむしろ大っ嫌いなので、まあそれはそれでいいというか」

  • 「ただなんか惹かれるんですよね」


先生はきっと新宿が好きで、でも変わってしまった街に対して寂寥感があったりして…それがリベやアストロの世界に繋がってたりするのかな? とか、先生のルーツになってる歌舞伎町を半間修二が背負ってて嬉しいなとか…色々読者なりに膨らみすぎた妄想や想いがあったので…第一声が「もはやなにも歌舞いてない」「昔から大嫌い」だったので、文字に起こされたインタビューの目で追いながら物凄い衝撃を受け…!(笑)

こうして2024年の私が2015年の和久井先生に出会えるのだから、紙媒体ってありがたいね…


アストロが始まったとき、読者それぞれと、先生と、人生に流れてる時間はみんな違うんだって当たり前のことを実感した。

けど時間が流れてるからこそ今得られるもの、出会えるものってあるのかもな。

インタビューに触れるたび、和久井先生の芯の部分やっぱ好きだー!って思うし、ジャンプの巻末なんか読んでるとやっぱ今の先生の空気感っていうか…テンションが好きだなって思うし…

単行本一巻嬉しいな。

連載、ずっと続いて欲しい!