マネージャーができることは目標と心理的安全性をつくること

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Pepabo Managers Advent Calendar 2023 の12月11日の記事になります。

マネージャーのアドベントカレンダーということなので、マネージャーが成果を出すためにできることについて書いてみます。主にチームで成果を出す立場の人向けの話になります。

結論はタイトルです(結論ファースト)。

これで終わらないためにもこの記事でお伝えしたいこと=わたしの考えはざっくり以下です。

  • マネージャーはチームメンバーに作用することで成果を出す

  • マネージャーがチームメンバーに作用する目的はメンバーのアウトプットの量を増やすことである

  • メンバーのアウトプットの量を増やす目的はメンバーのアウトプットの質を向上させることである

  • メンバーのアウトプットの質を向上させる目的はメンバーのアウトプットの質が大きな成果につながるからである

  • そのためにマネージャーができることは目標と心理的安全性をつくることである

つまりマネージャーはメンバーのアウトプット量を増やす。そのために目標と心理的安全性をつくりましょうという話です。

マネージャーはメンバーに作用して成果を出します。直接マネージャーが動いて成果を出すやり方もありますが、基本的にはメンバーにアウトプットしていただきアウトプットが結果として成果を出す。これがマネージャーのやることだと思います。

ではメンバーに対して、どのような影響を与えるべきでしょうか?

それはアウトプットの量を増やす影響です。ここまで「アウトプットの量」と言っていたものは、「行動量」という意味として読んでいただいたほうがわかりやすいかもしれません。

そこで目標と心理的安全性をつくるです。

わたしが考える目標をつくることがアウトプットの量に影響する理由。

目標をつくると良いことは役割の明確化と進捗管理のしくみがセットでついてくる点です。役割の明確化によって自身への期待が具体的にわかるので、期待を具現化するために何をするべきか自発的に考えて行動することができます。目標がないと、まず役割が何かという手前の部分で試行錯誤をすることになります。進捗管理のしくみについて、目標には必ず期限があるため、何時までに何をやるべきかを考える必要があります。そのためのスケジュールを逆算してつくることになるので進捗管理が可能になります。やることの明確化とひとつひとつのタスクを完了する達成感が行動量を増やします。

わたしが考える心理的安全性をつくることがアウトプットの量に影響する理由

心理的安全性をつくると良いことは強いチームになることです。わたしたちは常に不確実性が高い環境の中であらゆる事柄に対処し成果を出すことに向き合っています。その時に必要なことは個々が強くなること、そして自分以外のメンバーとの協力です。マネージャーは言葉による発信を通してそのような環境を作りメンバーの行動量を増やします。

この二つがマネージャーのできることです。

実は「心理的安全性をつくる」にすべてが含まれていると自分は考えており、これだけでもいいと思っているのですが、目標は明確に切り離したほうが、それぞれ思考ができて成果につながると思うので分けています。

さらに、ここまで書いてきてあれなのですが、最近もう一つ成果につながるマネージャーができることがあるなという気づきがありました。それは「インプット機会をつくる」です。良いアウトプットをするためには様々な経験を通して得られた気づきが大事です。個々の経験もチームで多様な視点を持つために重要ですが、チームで同じ経験をすることもまた重要です。これは特に目標と心理的安全性の二つについて思いを寄せる良い機会になります。経験という共通言語を通すとコミュニケーションが活発になります。これは行動量を増やすことにつながります。

いかがでしたでしょうか。マネージャーができることについて自分なりに考えていることを改めて整理してみました。

同じような立場の人で参考になったら嬉しいです。

最後に心理的安全性をつくることについて今年読んで良かった書籍をご紹介します。

心理的安全性をつくる言葉55 https://www.amazon.co.jp/dp/B0B9GXKDH2

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