抑うつ気分(うつ病ほどではない、一時的・短期的な気分の沈み)には休養が効くとはいうが、世の中には休養にも色々あると思っている。私はそれを消極的休養・積極的休養と呼び分けている。
消極的休養は文字通り寝たきりになり、とことん身体を休めること。対して積極的休養はというと、旅行など身体を動かしリフレッシュすること、とそれぞれ自己内で定義している。
ほんのこの間まで、抑うつな状態のときは消極的休養こそ回復の唯一の手段だと思っていた。しかし考えてみると、消極的休養を取りすぎると、抑うつ状態にある自分は暇な脳をフル稼働させて自己嫌悪に陥るケースが多々あった。
そこで最近は積極的休養も取り入れるようにしている。とはいえ買い物やレジャーなど体力・気力を多大に要する活動はしていない。たとえば枕元のゴミを捨ててみるだけとか、着替えて日なたに出てみるだけとか、その日の活動を全くの無にしない程度のわずかな活動をしている。
わずかでも積極的休養をとることで、無意味な日を過ごさなかったという後悔からは少なくとも解放され、脳を使わず手先を動かすことで悩みや思考が幾ばくか静かになる。楽になる。気がする。