Jリーグまったりサポ活の話

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この記事は Otaku Social(おたそ~)Advent Calendar 2023 17日目の記事です。

どうもこんにちは。Jリーグのサポーターをまったりのんびりやっている者です。川崎フロンターレを応援しています。

この度はこのまったりのんびりな応援スタイルの感じを、つらつらと書き出してみようかと思いました。

  • サッカーのサポーターっていつも熱く激しく応援している感じ

  • 代表戦とか見て観戦してみたいと思っても熱量の差が心配……

  • 浮いたり怒られたりしないかな……

  • ルールとかもよくわからないし難しそう……

みたいに思われてそうなところを、別にそうでもないよ! という話をしてみたいと思います。案外けっこう適当に楽しんでる人も多いのです。

お近くのJリーグの試合に行ってみようかな、とか思う一助になれれば幸いです。

観戦スタイルいろいろ

さて今日はサポチームの試合の日だ。ホームスタジアムでの勝利は格別! 選手たちを熱くサポートしてともに喜びを分かち合いたい! そのために早起きして入場の待機列の場所取りをして、力いっぱい最後の最後まで声を枯らして応援する……

なんてことはない! いや、やってる人はたくさんいる。すごい。尊敬しています。あなた方の熱意は間違いなく選手たちを励まし後押ししています。

尊敬と感謝の気持ちを抱きつつ、自分も自分なりに熱を込めて応援しつつ。自分が楽な範囲でやるのが一番だな、とも思って、まったりと時間に追われず済むような席種にして、試合までゆるゆるスタジアムグルメを楽しんだりマスコットとふれあったりして過ごしています。

指定席なら場所取りの心配はないですけど、そうでなくても余程の人気所でなければ、座席って案外ゆとりある試合も多かったりします。旗とか横断幕とか試合前からずらっと並んでるとこは応援の中心ゾーンで流石に歴戦のサポーター揃いですけど、そこから少し離れればピクニック気分でわいわいしてたり、ビールと飯を飲み食いしながらおっやっとるな! と居酒屋感覚で楽しんでる人もたくさんいる。試合は見てたり見てなかったり、ビール追加で買いに行ったタイミングでワーッとゴール入った歓声が聞こえてウワーッとなったり、ほらビール買いに行くといつもゴール入るんだよねー願掛けだねーワハハなんて笑ったりする。それがまたいい。

食べるのが大好きと有名なFC東京のサポーターは「スタジアムグルメは試合が始まってすぐに買いに行くと列も少なくていいぜ!」なんておすすめしてくれます。試合は!?(試合も見てる)(食べながら見てる)

ユニフォームとか着てなくても大丈夫

サッカーの応援してる人ってみんな揃いのユニフォーム着てるよね、やっぱりあれ着てないと浮いて見えるかな……応援する気あんの? とか思われたりしないかな…… スタジアムに着ていく服がない……

とか良く聞かれるんですが大丈夫! けっこうみんな普通の格好してます。ユニフォーム高いしね。サポーターになっても自分は毎年は買えてないです……(欲しいは欲しい)。

対戦相手のチームカラーでコーデするとちょっと誤解を招くかもしれませんが、基本的には普段のお出掛けの格好で全く平気です。寧ろ何かスポーツっぽい感じ出さなきゃ! と思ったような感じで全然違う競技とか関係のない別チームのユニとか着てる人たまに見ますけど、何で? とそっちの方が浮いたりするので、ほんとに普通の格好で大丈夫。

シュシュとかリストバンドとか手軽に身に着けられるグッズがスタジアムで売ってたりもするので、いい感じのがあったら観戦記念に買うのもいいかもしれません。気分も高まるし。あと試合中にウズッときたらそのタイミングで買うのもいいですね。あの細長いタオルみんな振り回してるの気になる……と思ったときとか。グッズ購入の入門編タオルマフラー。お買い上げありがとうございます。

平日の夜の試合だとスーツ姿の人たちがだんだんぽつぽつと集まってきて、よく見るとさりげなくネクタイはサポチームのカラーで、鞄からそっと応援グッズ取り出す姿とか見られていいんですよね。出勤前にいそいそ準備してお仕事頑張って終わらせてきたんだろうなと思うとグッときちゃう。スタジアム直通のバスに乗ってて到着したら降りる方々が次々とユニフォーム羽織ったりタオルマフラーを取り出したりする光景には胸熱くなります。脳内で「Top Down」が流れ出します(HiGH&LOWのオタク)。

戦術とかノリと雰囲気で見ている

スタジアムまで応援に行くようなサポーターはサッカーのルールとか戦術にも詳しいんだろうなあ、審判の吹く笛が示す意味もすぐわかって、チームの戦術とか選手個々のプレースタイルとかも頭に入ってて、何も知らない素人が的外れな反応したら呆れられそう……

なんてことはない! いや、詳しい人はほんとに詳しいです。スタメン発表の時点でフォーメーションまで想定して対戦相手のスタイルと照らし合わせてこういう戦術でいくのか、と察しがついたり、審判が笛吹くのと変わらない判断力で何が起こっているか即座に把握できたりしてる。すごい。そういう人が近くの席にいると非常に助かります。話を流れ聞いてるだけで楽しいです。

けどそんな人ばっかりでもなく、けっこうみんなノリと勘と雰囲気で楽しんでいます。自分たちが相手のゴールに迫っていくとワーーッと盛り上がって、こっちのゴールに攻め込まれるとヤダーーッと絶叫したりする。スーパーセーブを決めてくれたゴールキーパーのこと一瞬で好きになっちゃう。目の前でシュートを防いでゴールを守ってくれる姿はもうプロポーズみたいなもんとも言われてますからね。私が言ってるだけだけどね。

判定とかもけっこうみんな何となく直感で言ったりしてます。ファールだろ!(ファールじゃない)とかしょっちゅうです。ごめんごめん。口汚い物言いは周りも気分悪くなるので良くないですが、案外みんな似たりよったりの感覚でワーッと楽しんでるんだなと思うと、永遠のにわか者には気が楽です。

ほんとの初心者だった頃に熱狂的と有名な浦和レッズの試合観戦に行ったんですが、キックオフでボールぼがーんと蹴り出した瞬間に「で、どっちのゴールに入ればいいの?」と聞いてた人が近くにいまして、あっ浦和レッズの応援してる人でもこのくらいのゆるいノリあるんだ! と妙に安堵したのを覚えています。それがその後のサッカー観戦へのハードルが程よく下がった原点かもしれない。

だけどそれもまた楽しいよ

熱く激しく力いっぱい毎試合応援するのはほんとに楽しいし、充実感もあります。試合の展開に一喜一憂して、歓喜の雄叫びを上げたりぐっと悔しさを飲み込んだり。それだけ心を込めるのはとても素晴らしいし、人と人がぶつかり合う世界なので、観客席にいる人の思いもまた確実にピッチで戦う選手たちにも伝わっている。

だけど、同じような形でなくても、いつもじゃなくても、スタジアムに集まっている人々はみんな自分が応援してるチームに頑張ってほしいな、いい試合になってほしいな、とそれぞれ思っていて。そんな気持ちが全体にほんのり漂っていて。試合展開と相俟ってそれが不意にとてつもない熱気となって伝播していったりする。そんな瞬間がたまらないんですね。

かっこいいゴールが決まった瞬間とか、絶体絶命のピンチを凌いだ瞬間とかに、ワッと空気が湧く感じ。ここにいる人たちみんな目の前の選手をチームを応援しているんだな、と猛烈に実感する感じ。同じものが好きって良いな、とじんわり嬉しくなったりする。

その空気感が楽しくて、より熱の中心部に近づいてみたくなって、だんだんに応援ゾーンの近くに席を取るようになったりして。やがて一緒になって熱く激しく応援するようになったりもする。そういうのもいいです。ウズッときたらいつでも混ざっておっけーですだいたい応援の中心ゾーンは自由席だし。

自分もかつては応援の中心ゾーンで飛んだり跳ねたりしていました。何度か足を運ぶうちにだんだん気持ちが高まって、もっと応援したいなと思うようになったんですよね。今はやりきった感もあってお若く熱い人たちに任せようとまったり観戦になってますが、そうして自然に思うままに応援してサポートしていくのがいいな、と思っています。

Football is life. という言葉があったりしますが、あれは人生と同等に応援に熱を込める意味かと思っていたんですけど(その意味合いもあると思いますけど)、勝っても負けてもその先に道は続いていく、人生のように、という意味でもあるかなと思うようになりました。猛烈に悔しい負け試合を見てどうにも心がやさぐれて、もう仕事も何もしたくないと投げ出したくなる日もある。だけど寝て起きたら陽は昇って、仕事なり家事なりやることやんなきゃいけない。やだなあ。けど立ち止まってたらそこから動けないままだから。休んでもいいけどまた自分の足で動き出さないとね。Footballのように。なんて、サッカーを応援するようになってから感じるようになったところです。

そうして過ごしているうちにまた次の試合がやってきて、またスタジアムに足を運ぶのです。人生の一部として。

そんな日々をこれからも気ままに長く続けていけるよう、自分の人生を頑張ろうと思ったりするのでした。推し活が人生を豊かにする、というのはこういうことだろうなと感じています。とちょっとスケールでかい話になってしまいましたが、引き続き自分なりに好きなものを好きなように応援していきたいと思っています。来シーズンも今から楽しみですね。まずは年が明けたらキャンプが始まるので選手の部屋割り情報が楽しみです(オタクの注目ポイント)。

@310n268
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