3月 神奈川県逗子市 フィルム写真

36pose
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公開:2025/3/24

これから暑くなるであろう、1歩手前の逗子海岸。

1月の半ば、私は、伊集院 静の「なぎさホテル」をたまたま読み、もう取り憑かれていた。

伊集院 静が離婚後、財産を失い、仕事も上手くいかず、故郷へ帰ろうとするその日、せっかくなので海見て帰ろうと逗子へ降り立ち、たまたまなぎさホテルのオーナーと出会い、そこから7年半滞在した時のエピソードが書かれたエッセイ。

浜辺へ続く道は、全てトンネルのようになっていた。

鯖付きやしないかと心配になってしまう自転車。気軽に放置できるようになるには、此処に住まないと分からない。

なぎさホテル跡地は、今はファミリーレストランになっていた。

せっかくなのでこのファミリーレストランでで昼食を食べることにした。

窓にかかるブラインドの隙間からは、目の前の海からの光が差していた。

昼食後、駅前の喫茶店で時間を潰す。

店を出ると夕方を迎えようとしていた。

せっかく来たので夕暮れを見て帰ろうと海へ向かうと、少年らしき人影が、夕陽へ溶け込んでいた。

@36pose
フィルム写真を自家現像しています