結論、通勤は必ずしも無駄ではない。
「車の運転は無駄」と検索すれば多くの記事がでてくる。
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https://www.shortshortshort.jp/entry/2019/10/12/092600
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他にも、その時間で腰を据えて勉強したり、働いたり、ブログ記事を書いたりできるから、電車だったら、本を読めるといった真面目なものもあった。
しかし、
今、音声技術とプラットフォームとコンテンツが上記のネガティブな理由をしらみつぶしにしてきているのではないか。
むしろ、運転という制約の中で、非稼働の耳からインプットできる時間に様変わり。習慣化もしやすいのである。
毎日1時間の通勤は、うまく活用すれば、毎日1時間のポッドキャストによるインプットになる。運転中に集中しすぎても、事故の要因になるので注意ではあるが、こういった未来はワクワクしないだろうか。
基本は並列作業は推奨されないが、既存の習慣となっており無意識に行動ができているものは並列作業を行いやすい。並列作業というと重い感じをうけるが、「車で音楽を聴く」というのも昔からある行動だ。これが、「車でポッドキャストを聴く」。コンテンツが変わっただけではあるが意味が大きい。
さて、次に可処分時間について。
可処分時間とは?
P9,P10が参考になるのでご覧ください。
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働き方について 国土交通省提出資料
https://www.mlit.go.jp/singikai/kokudosin/keikaku/lifestyle/1/shiryou7-3.pdf
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「生涯可処分時間」とは、職業生活に入ってから(22歳以降)健康寿命(2030年80歳)までの間の全時間から、労働時間(通勤時間含む)、睡眠 時間、家事・育児・介護時間等を除いた時間
つまり、自由に使える時間です。
タイトルのリモートと通勤は、定義的には「労働時間」であることがわかる。その定義において「労働時間」から「可処分時間」への移転が続いているのでは?と考えている。
それを支えているのが
「音声プラットフォームと音声コンテンツ」や「周辺デバイス(マイク、イヤホン、スピーカーなど)」だ。
リモートで家にいる際、一人で作業をしているときに音声でポッドキャストを流す機会が増えた。
車の運転では、音楽が10割だったのが、1割くらいポッドキャストに。
(そもそも今は、田舎に暮らし、車を運転する機会は奥さんとなのでどちらかというとエンタメより)
何が言いたいかというと、
「技術とプラットフォームとコンテンツが、人々の行動を変える」by37.5℃
「音声市場」は今後伸びていく。それは音声市場への広告量のデータから推察できる。人が多いところ、集まるところ、特有のセグメントに対して広告主がこぞって参入する。その数字が下記記事の図でわかる。
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参考:【トレンドマップ2023上半期将来性分野1位】声でつながる“音声SNS”と“音声広告”がもたらすマーケティングの未来とは?
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「今まで生産性がないと思われていた行動が、知的好奇心を満たす作業に変わる未来」である。
人生の時間は有限であるから、マルチタスクの誘惑はたちきれない。マインドフルネス的には、一つのことに集中したいが、その日の気分に合わせて切り替えられる「選択肢があること」は嬉しいのではないか?
通勤は必ずしも無駄ではない。