マーケティングのコンサルタントをやっていると、純粋想起という言葉をよく使う。
純粋想起とは?
純粋想起とは、銘柄や広告の認知度調査を行う時などに、選択肢や写真など何もヒントを与えずに、自由回答形式で回答してもらう方法でのことである。「スマートフォンと聞いて思い浮かぶブランドは何ですか?」のように、ブランド再生を聴取する目的で実施されることが多い
何もヒントを与えずが肝です。
消費財においては特に大事で、購買時に想起されるブランドかが大事になる。
ビールといえば?XXとXXとXXであれば、この3ブランドでの競争になる。
タイトルに戻る。
「XXと聞いて思い浮かぶブランドは?」
↓これを以下の質問に。
「3月9日と聞いて思い浮かぶことは?」
↓
「レミオロメン」
日本人が3月9日が来るたびにレミオロメンを思い浮かべる。そして、曲を聴くだろう。(今この記事も聴きながら書いている。)
追記:2024/03/10 実際に検索量が増えています。
忘れられないブランドになることは、思い出されるフックがあることに等しい。それをレミオロメンというブランドは『3月9日』という曲で行っているのだ。
無数のアーティストがいる中で、いかに選ばれるか?
それを『具体的な時』で指定することができている。
意図的ではないにしろ、こういう仕組みをみなさんのビジネスでも使えないか考えてみるのは良いのではないでしょうか。
さらに深堀したい方はCEP(カテゴリーエントリーポイント)という言葉も
覚えてみてください。
https://www.macromill.com/service/words/category-entry-points/
上記URLより引用
カテゴリーエントリーポイントとは、ブランド想起に関わる概念。ブランド想起は、「このカテゴリーを聞いて思い浮かぶブランドは?」といった「カテゴリー」を呼び水にしてブランド名称を問うことが一般的である。ならば、「カテゴリー」は何をきっかけに想起されるのだろうか。この問いに答えるのが「カテゴリーエントリーポイント」である。
レミオロメン『3月9日』
参考:その他3月9日検索されたワード(定点観測)
https://trends.google.co.jp/trends/trendingsearches/daily?geo=JP&hl=ja