朝は調子が悪かった。何度か目も覚めた。頭に栄養が足りていない感じ。しばらくウダウダと布団にくるまって過ごす。
昼からの出勤でもいいという提案をしてくれたので、なんとか起きる。頭はボーっとする。首や肩も凝っている気がする。
働き始めると徐々に調子が戻ってきた。上司からは改めて「昼からでも来てくれると助かるからええねん」と声をかけられる。取り急ぎ少しでも稼ぎたいし、かといって無理もできなさそうなので、ありがたい。また出勤しようと思う。
年が明けてから比較的暇みたいで、早めに仕事が終わる。出勤前に食べ足りなかったので、お腹がすいた。定食を食べて帰る。帰ったらすぐに寝落ちしてしまった。少しずつ体力を戻したい。夜中に空腹に襲われているけど、我慢して寝る。
Kula Shakerの新譜を聴く。90年代のイギリスのロックは好きなものが多くて、その中でもこのバンドは昔からファンなんだけど、ここ数年再びかっこよさが増してきていて、新作にまたワクワクしている。往年のロックとインド音楽をブレンドしたカラフルでサイケデリックな音楽。インド音楽は、ビートルズで少し触れただけなのに、こんなに耳に馴染んで気に入っているのは自分でも不思議だけど。音楽聴けばある程度わかることではあるけど、インタビューをよむと、インド音楽だけじゃなく、仏教やヒンドゥー教、ボリウッド映画にも造詣が深いのがわかる。西洋のミュージシャンがよく参照するキリスト教や旧約新書も気になる。知ると、もっと音楽への理解が深まるんだろうな。
うたた寝してしまったとはいえ労働した日に眠剤を飲むと次の日の眠気はすさまじいものがあって、なかなか起きられなかった。起きたらもう夕方。空腹に耐えかねて起き上がる。飯を食う。相方とやりとりしながら、浮かんできたというメロディに曲をつけてみたり。相方のイメージとはちょっと違うみたい。また2人で発展させていきたい。そのままの位置にカポをつけたままギターを弾いて遊んでるうちに陽気なブルースが、ロックンロール調の曲ができあがる。イメージは、ビートルズもカバーした「Kansas City (Hey Hey Hey)」。だけどイメージから離れていくのには何の抵抗もない。テンポを上げようという提案があった。快く乗っかる。
朝方1度目が覚めたものの、その後熟睡。疲れてない、あるいは、空腹で、朝方に目が覚めるのかもしれない。昼飯を食べたらまた寝てしまった。寝すぎだ。回復途中なのか、もともとの生活サイクルなのか、他のことがたいして手につかないまま週末が終わる。何事にもやる気がない、という言葉が脳裏によぎる。当たってるからこそチクチク刺さる。部屋でも片付けたら変わるだろうか。デスクまわりがごちゃごちゃしていて気にはなっている。明後日あたり片付けよう。
余っていた鶏肉を焼いて晩飯にする。くだらないことを言い合って笑ったあと、悪い意味でくだらないことを言ってしまう。自分の感情や行動の責任は自分にしかないんだ。全ての場合、ではないにしても。自分に責任があるものを、他人に背負わせるものではないんだ。それは、おかしい。
なくしていたチューナーが見つかる。よかった。
次の日は起きれたものの、だるさや眠気、頭痛に襲われる。雨のせいかな。うつ病経験のある友人が「今日の低気圧はやばい、無理しないようにしよう」とツイートしていたので、ああ、低気圧の影響かな…と自分を納得させる。
TLに流れてくるグラミー賞の映像をかいつまんで見る。受賞が決まった瞬間全速力でステージへ駆け出すboygeniusの3人も、受賞後のパフォーマンス中に踊りながら喜びを爆発させるMiley Cirusもとても良かった。Album of the Yearを久しく黒人ミュージシャンが受賞していない(特に別の賞は何度も受賞しているビヨンセでさえ)ことを指摘しながらも、グラミーとは関係なしにとにかく努力し続けようと話したJay-Zも。特にTracy Chapmanの演奏にとても心動かされて、初めて聴いてみたりしていた。88年デビューなんだな。アコースティックな作風なんだということも知らなかった。『バービー』で使われていたIndigo Girlsの曲も89年だし、Tom Pettyも、その数年後のR.E.M.もフォーク・カントリー調になっていくし、あの時期はフォークソング風の音楽のリバイバルでもあったんだろうか。気になる。歌詞の意味まで掘り下げるほどの熱量には至らないながら、Tracyの温かみのある歌声に癒されている。