ゆらゆら帝国を聴く。先日、ベースの亀川千代さんが亡くなった。54歳、あまりにも早い。ライブを見ることは叶わなかったけど、大学時代からずっと好きなバンドだ。サイケデリック・ロック好きが決定づけられたし、その歌詞や描いているムードも大好きだ。ベースも耳に残るものが多い。激しいガレージロックではブリブリと歪ませてフレーズが動き回り、ミニマルな曲では淡々とリズムを刻む。大抵のどの曲でも、ハッキリとそのベースが聴き取れるし、大事な役割を担っているのがよくわかる。最初に夢中になったファーストアルバムを聴いた。
ゆらゆら帝国 - 発行体
Blurを聴く。たまたまコーチェラの配信を見て、その流れで。もうすっかりおじさんになった4人。ブリット・ポップ全盛の頃の曲は正直もうしんどそうにも見えるけど(デーモン、声出てないし)、オルタナ曲は今もハマってるし、新作も出してくれてよかったと思う。あの頃を追い求めるんじゃなくて、これからも新しい音楽を作っていってほしい。大ファンなので、グレアムがギターを弾いてデーモンが歌ってくれるならこれからもどんな曲でも外さないだろう、僕にとっては。
Blur - The Narcissist
Boz Scaggsを聴く。父が持ってた70sバラードコンピに入っていたWe're All Aloneが大好きで、それで知っていたんだけど、もともとはブルース・シンガーだったらしく、2018年にはブルースアルバムを発表していた。でも、コテコテのブルースというよりは、昔のR&B的な趣。60年代の、売れる前のアルバムも、ブルース色が強いけど、あの歌声によるものかアレンジにもよるものなのか、それほど泥臭くは聴こえなかった。デュアン・オールマンがギターを弾いている長尺のブルース曲も、さほどねっとりとはしていない。歌のスタイルは昔から変わってなかったんだろうな。僕はその頃のボズ・スキャッグスも好きだ。
Boz Scaggs - Little Miss Night And Day
Boz Scaggs feat. Duan Allman - Loan Me A Dime