Apr. 2024 music list ④

saku3944
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Vegynを聴く。エレクトロニック・ミュージックは正直何かを語れるような語彙は全くなくて、いつも聴き心地の良さを楽しんでいる。踊れる音楽よりは、1人で静かに浸れるようなものが好き。Vegynは、コロナ禍にリリースされた前作がまさにそういうアンビエント感があって、よく聴いてた。新作も聴き心地が良い。けど、『The Road to Hell is Paved with good intentions』というアルバム・タイトルは縁起でもないというか皮肉が強すぎるというか、ダークでちょっとたじろいだ。

Vegyn - The Path Less Traveled

Khruangbinの新作を聴く。ソウル・ミュージックやヒップホップ的なビートと、どうやら南アジア・東南アジアなど非英語圏のローカルな音楽の要素をミックスしているみたいで、幻惑するようなサウンドにいつもうっとりする。バンドの3人の佇まいもインパクトがある。アルバムごとのサウンドの違いまでは正直わからないけど、どれを聴いても間違いなく求めている気持ちよさがある、そんな気がする。

Khruangbin - A Love International

Liam Gallagher & John Squireを聴く。ストーン・ローゼズのジョン・スクワイアのギターが久しぶりに聴けるという意味でも楽しみにしていた。好みとしては外さないことはもう最初からわかっていた。面白いのが、コラボするにあたってジョンが出した条件が、おれが全部作詞作曲する、というものだったらしい。それでリアムのボーカルもすごくハマってるんだから、音楽性やボーカルスタイルが合ってたんだろうなと思う。ジョンも存分にギターを弾きまくっていて、とてもかっこいい。最初に発表されたこの曲も、ビートルズのRainのようなビートで、ボーカルもギターも活き活きしていて最高だった。

Liam Gallagher & John Squire - Just Another Rainbow

Itascaを聴く。ソロのシンガーソングライター。エフェクトがかったエレキギターの音色が独特で、リバーブも効いた呟くような歌声もあって、ぼーっと聴くのにとても合う。けど、『Imitation of War』というアルバム・タイトルはなんだか意味深。とくべつ明るくも暗くもない曲調で、ただなんとなく、どんよりしている。

Itasca - Imitation of War