朝から病院へ。寝不足だったけどなんとか起きれた。あまり寒くなかった。シガー・ロスの去年の新譜を聴きながら電車で移動。幾重にもかさなった残響がゆるやかに変化してコードやメロディを作っていくそのさまがとても美しくて、ここが殺風景な日本の都会じゃなくて何もない極寒の田舎道だったらいいのにと思う。
1時間くらい待って、つつがなく診察が終わる。年明けで、駆け込みで受診しに来る人が多かったらしい。
Christon "Kingfish" Ingramという若いブルースギタリストを聴く。フロントにハムPU搭載のテレキャスターで豪快かつ繊細に弾き倒すギタープレイがとてもかっこいい。「みんなそれぞれ違う経験をしてそれを表現するんだから、ブルースのネタが尽きることはない」と雑誌のインタビューで語っていたのが印象的だった。
歯医者へ。虫歯の治療。麻酔されるときが1番緊張する。麻酔って疲れるよねと言われてから、無自覚だったその疲れに気づくようになった。緊張して身体がこわばるからだろう。
相方と過ごす。年末によく聴いていたというロッド・スチュワートの曲を2人で練習する。相方は歌ったことがあるらしかったので、すぐに形になった。こうやってカジュアルにいろんな曲を2人で形にしていきたい。おれが歌うのも合うよ、と言ってくれたので、ロッドのこの曲、歌の練習もしよう。
美容室へ。髪を切った。前髪を後ろに上げるヘアスタイルにしようかとも思ったけど、それには前髪が短い方がいいと言われて、ためらった結果前髪を左右に分けられるようなヘアスタイルにしてもらう。似合ってるだろうか。新しい髪型にしようとするとすぐ迷子になる。
映画「バービー」を見た。本当に面白かった。画面もポップで華やかで、コメディに振り切ってるので終始ゲラゲラ笑いながら見れる。それでいて、バービーランドと現実世界の対比、バービーとケンの対比など、見ていてヒリヒリするセリフもあった。男社会に生きてきた自分にも他人事とはとても思えない描写が多々あり、苦笑いしたり。ケンを他人事として笑うことはできない。それにしても、なんで日本ではあんまり流行らなかったんだろう。不思議てしょうがない。
映画「オデッセイ」を見た。火星に取り残されるっていう絶体絶命の状況からストーリーが始まるのに悲観的なムードもなく妙に淡々としてて細かいジョークも随所に挟んでいて、楽しく見れた。といっても見終わってから相方と話してく中でじわじわと各シーンの面白さに気づいたんだけども。船長の音楽の趣味に主人公が悪態つきながらも劇中で効果的に使われてたディスコミュージックが面白かった(各シーンにも歌詞がリンクしていたみたいで、こだわって使われていた)。それと、生き残るための行動がそれぞれ科学的にデタラメでないのもすごかった。
フィンガーピッキングの練習。相方の方がずっと上手い。継続するしかない。相方が何気なく弾いたアルペジオから曲に発展しそうなものができて、相方の鼻歌をのせて録音。完成させたい。
久しぶりにバイトの日だったけと、起きれなかった。規則正しい生活リズムも大切だ。
ただただギターや歌の練習をして相方と音楽をして、あとは映画を見たりのんびりしたり、それだけで生活できるならどんなにいいだろう。まだ今はその願望をすぐに叶えることはできないので、当面の稼ぎについて考え、諸々用事を済ます。休んでる場合ではない。少なくとも、気持ちは元気になっているだけよかった。
今度歌う予定の曲の歌詞や譜割りを覚えようと聴き込んで練習。ハッキリ発音しない人なのか、助詞だけじゃなく名詞まで省略されて聴こえる。日常会話もこうだったら聞き取るの大変だろうな…。それはともかく、好きな曲なので、少し口ずさめるようになるだけでとても楽しい。
夕飯にビーフンを食べた。
ウィリー・ネルソンを聴いた。90歳にして去年2枚も新作を出していたことに驚く。なんて元気なんだ。