親になり、子供時代にちゃんと子供しぐさを学んでこなかったことが今気になっている。
レゴブロックもシルバニアファミリーもやったことがなかった、ゲームボーイはかろうじてあったけど。置き型ハードはスーファミしかなかったので、64もプレステも人の家でしか触ったことがなかった。
今ほど公園に集まってゲームをする子供が多くはなかった時代だから、不自由もあまりなかったと思う。それでも、近所の子の家のゲームをやりすぎて疎遠になったりもした。
クレヨンしんちゃんを見ることもなかった、コナンも見てないし、ジブリも見ることがなかった。物心ついて以降「しんちゃんの映画が〜」とか「今年のコナンは〜」という会話を聞くと、知らないのって変?と違和感を覚えることも何度かあった。子供時代に繰り返し見ていたビデオは、ピノキオと白雪姫だけだったと思う。
浮ついて道徳感がない生き方をしたのはこの辺にちょっと要素があるのかもなと思う。ただ親を恨んだりとか、育て方を間違えてると思うことはない。妹も同じ生活をしていたはずだが、海外旅行が好きでバイトはカフェがいいみたいな人に育っていたから。
親になって、自分の知っているものだけを与えるのでは足りないのではと考えることが増えた。一方で経験がないことについて、いるといらないの差がわからない。ジブリはなんとなく見せといた方が性格が良くなりそうだなとか、わからないながらも勝手に思う。
子供のまま歳とったおばさんだと自認していたけど、私の持っている子供観は全然世間のそれとは違っていて、なんかレーダーチャートがグラグラな人なのかもな。
まずは自分のため、ひいては子のために、さとちゃんが子供時代に得られなかったものを得ていくのも良さそうと思っている。