馬鹿でかいニンニクを植えた。
ここ一年ほどベランダでの植物生育に勤しんでいる、園芸1年生こと私。初めての夏はなかなかに酷かった。途中までは順調だったが、7月を過ぎたあたりから水やりが追いつかなくなっていった。
初めにゴールドクレストが茶色に変色し始め、最終的にはプランターに植えていたペパーミントですら枯れてしまった。日に三回も水をあげていたのに足りず、毎日家にいるわけでもないし、自動水やり器の概算をしたが現実的でなく、結果、諦めてしまったのだ。プランターが小さかったのもあるが、そもそも夏場本当に人間も植物も生きるのが難しい。みんな家から出ないでいるべきだ。
そんな夏も過ぎ去り、涼しくなり始め、枯れた子たちを処分し、残った子たちを切りそろえ、株分けし、ようやく秋冬の植物を植え始めたこの頃。
去年は気まぐれにチューリップを植え、旦那が思ったより愛でていたので今年も植えた。チューリップとネモフィラのセット、それから去年収穫した球根も生えるか分からないけど併せて植え。
それから、今年はドングリも植えた。散歩の途中で拾ってきたものだ。クヌギとなんかちいさいやつら。詳しい種類はわからない。
そこに追加で今日、ニンニクを植えた。今月の頭に亡くなった、旦那の祖父が使っていた大きな野菜用プランターを形見として譲り受けたので、それに植え付けた。銘柄は忘れてしまったが、成人男性の手のひらよりも大きなサイズに育つらしい品種だ。植え付けのため皮をはいでみると、少しもう芽が出始めていたので、正直ギリギリの時期かもしれない。上手く育つだろうか。
ニンニクは追肥が必要だと聞くから、調整しなくてはならない。寒すぎても駄目だし暑すぎても駄目。水を与えすぎても駄目だし、少なすぎても駄目。食べる植物を美味しく育てるのは本当に難しいと常々思う。うまいこと育てられるか楽しみと不安が半々。後日よい報告ができることを祈る。