韻の音の響きの遠さは、どっちが良し?
韻を踏んでいるフレーズを考えてきた……「母音の並びをそろえる」ことにこだわって音の数を同じにしていなかったのを気にするとして、もうひとつ、「音の響きの遠さ」についての話。韻の音の響きは遠くてもいいのか? 近いものにしたほうがいいのか?
03/10の韻
果てしなく 駆け今 瑠璃色
(はてしなくaeiau かけいまaeia るりいろuiio)
さて死角 無けりゃ浮きしと
(さてしかくaeiau なけりゃaeia うきしとuiio)
「駆け今 瑠璃色(かけいまaeia るりいろuiio)」「無けりゃ 浮きしと(なけりゃaeia うきしとuiio)」は母音の並びはそろえていても、音の響きは遠い。こう、音が遠いと、韻を踏んでいるとわからないというか踏んでいるかんじがないような……これは「韻」としてどうなんだろう?
以下、bskyのアカウントに書いたメモ
03/15
「混迷を(こんめいを oneio)」「本音言お(ほんねいお oneio)」 「金平糖(こんぺいとう oneiou)」
このあたりはちょっと音は近いかな。
03/25
「棺(ひつぎiui)」「仕組み(しくみiui)」
「瞼(まぶたaua)」「枕(まくらaua)」
「光(ひかりiai)」「怒り(いかりiai)」
これだと上の二つがなんとなく遠い……濁音のせいかな。「瞼」と「枕」だったら間に「悪魔(あくまaua)」を入れるとかが良いかもしれない。「光」「怒り」、ここに「違い(ちがいiai)」を入れると……これも濁音だから遠く感じるのかな? でも「近い(あるいは誓い、ちかいiai)」も音が遠い感じだな。
子音の韻踏みのメモ
03/11
「ウィンドウ」「うぃー、引導(いんどう)」「うん、言い問う」「運、良い(いい)、どう?」
とかでもいいのかな。いや、「ウィン」を「うん」では成立しないか。となると、一文のなかに「ういんどう」をうまく組みこむというか組み合わせて考えるしかないんだな。
言葉遊び的に、考えてしまえば、韻を踏んでいるフレーズ、子音の韻踏みのほうが分解しつつ重ねるかんじで考えやすい、かもしれない。
「深遠(しんえん)」
「Happyなシーン、end.(はっぴーなしーん、えんど)」