さまざまなことに追われる日々の中で、思索や読書、執筆や逡巡を、いったん片付けずに、そのまま置いたままでいられるような空間や精神性を確保したくて、書斎のようなものをつくりました。
書斎、といっても、この部屋のかつての利用者が町医者であり、小さなクリニックの受付として設えたのであろう、一畳半ほどのスペースなのです。
それでも、あたらしく小さなデスクを置き、つくりつけの本棚(おそらくかつてはカルテや薬が並んでいたのだろうと思う)と、少し前に購入した別の本棚に囲まれた、この小さな作業スペースは案外、というか、かなり気に入っています。
この穴蔵のような場所から、宇宙にむけてあれこれ書いたり、かんがえたりしたいなあと思う今日この頃です。
その書斎に、なかなか座る時間もないのだけれど。