海外MBA!六本木!金!筋肉!って感じだった。やりたいことはわかる。だって資本主義だしお金を稼いで意識を高くするとマウントだって取られにくいしね。とても合理的だと思う。筋肉は健康のため大事だし、英語だってこれからの世界を生きていくには必須だと思う。ビジネス書は微妙だと思うがモチベーション維持に役に立っているなら良いと思う。結果的に海外MBAに合格して収入UPとかになればまぁわかりやすいと思う。
ただめっちゃ違和感がある。本人はやりたくてやっているしこれをやっていればきっと良い人生が歩めると信じているんだと思う。まぁ間違い無いし生きていく上でいいとは思う。違和感なんだけど、多分だけど本人は何をやりたいかわからない or 自分の好きなことがわからないので社会的なレールや思想から合理的な選択をした結果世間的に良い会社と呼ばれる大企業に就職し英語を学び海外MBAを取得しビジネス書から日々学んでいるんだと思う。さらにこれは多く意識高い系の人たちにとって頂点のようなルーティンだと思う。それをYoutubeにアップロードし再生回数も稼げるのでさらに収入は増える。ただこの生活が無意識に良いと思うのは多様性の無さであり、英語スキルが役にたたない、またビジネス書が全く役に立たない場合はどうなるのか。そして実際にその二つとも役に立たない時代が来ようとしている。さらに言えば大企業で働くのも海外MBAもジジイにか影響を与えることができない。
これだけ時代が変わるのも珍しいと思う。戦前と戦後くらい時代が変わっている時期だ。世の中は日々変化する。形あるものは必ず壊れるし人間は必ず死ぬ。日々変化し続ける世の中ではスキルは一瞬役に立つが身につけたら終わりではない。IT業界では日々スキルを捨て、さらに新しいことを学び続ける必要がある世界になっている。そんな中ではほとんどの人が基礎を理解しておらず表面的に技術をなぞっており広すぎる範囲の技術課題を解消している。
とは言いつつ好きでやっていてよく考えてあるのであれば特に何も言う事無い。
結論、自分が何者なのか、自分が好きなことは何なのか真剣に毎日見つめ直し好きなようにやっていくことが良いと思う。世の中は不完全で複雑だから皆が思い描くようなシンプルで簡単な道(英語、海外MBA)は安易すぎる。ただそれが正解な場合もある。しかし99.99%以上は不正解だ。しっかり自分を見つめ直していたい。
将棋のこと
ここ1ヶ月は将棋を頑張っている。確かに楽しいが昇段したとしても世の中にはほとんど役に立たないように思える。例えば強くなって将棋教室を開いても大した収入にならないし、強くなるには時間がかかりすぎる。音楽だってそうだ。だから合理的にはこんなことをやっている場合じゃないと考えて辞めてしまった時期もあったがしぶとくまたやっている。なぜなんだろうか。さらには4,5段クラスの強い人は結構な人数いる。実際には数百人なのだろうが、強いコミュニティに入れば絶対に4~5人以上は存在するのだ。そんな人たちには一生勝てないかもしれない。そして強さを実感するのは非常に時間もかかる。時々こんだけやっているのだから結果が欲しいと思うこともある。だけど半年単位でのんびりやって強くなっているかどうかは将棋教室の先生に見てもらって強くなっていることを確認したい。でもなんでまた再開しているのだろうか。小さい時考えていたことを今実現しようとしているのだろうか。将棋が強くなりたかったし自分は強いと思っていた。英語も好きだったし勝手にできるようになると思っていた。プログラミングって言葉は知らなかったけどパソコンは得意だと思っていた。全ては思い込みで技術力とかは全く追いついていなかったのだろうけど、きっとその思い込みを実現しようと頑張っているのだと思う。ある意味これらは呪いみたいなものなのだろうと思う。そして全て楽して手に入れられる技術では無い。逃れられない呪いだと思って楽しめば他の人と比較せずに気楽にいられるだろうか。