6月3日 46話
いきなり胡散臭い男、ライアンに絡まれるとら。サディというあだ名までつけられ……。桂場に採用してくれるように頼みに行くけど、なぜ?と聞き返される。裁判官という仕事に潔癖なまでの思いを持っている桂場からしてみたら、今まで裁判官になれなかった女性がその職につくことに抵抗があるのかもしれないし、弁護士の仕事も一度やめてしまっているとらには務まらないと思ってもいるのかもしれない。でもなんらかの仕事に就けるようにしようと思ったのだろうことは、住所を聞いたとこからも分かったね。
そうしてライアンのもとで働くことになったけど、予告の通り、同僚は小橋!うざいね〜!笑 花岡を期待したとらだけど、花岡や轟はもう出てこないのかなあ。そうだったら悲しいなあ……。
今日はカメラのアングルやナレーションがちょっと独特な感じがして面白かった。「つづく」の出方であんなに笑うとは思ってなかったよ。
6月4日 47話
女性の地位向上を目指した民法改正案を読み、「この喜びを分かち合いたかった人達の顔が浮かんだ」と言うとらに、わたしも女子部の人たちの顔を思い浮かべた。泣いちゃうな……。それでも、まだまだ改正案はぬるいところがあり、ライアンに意見を求められるけど保身に走ってしまって意見が言えないとら。頑張って〜〜!!と思うけど、前みたいに後ろ盾があって自分の意見を通せたときと、今は違って、とにかく働き続けることを優先してしまう気持ちもわかる。スンッになってしまう……と自分でも分かりながら、スンッとせざるを得ないとらには歯がゆくなるけど……。
桂場の出番が多くなってきていて嬉しい。絶対に避けられたはずなのに意地でもとらを避けようとしない桂場、面白い。変顔(`°ε°‘ )も面白かった。民法改正編、思ってたより結構曲者が多いな〜。神保教授は保守の立場だけど、めっちゃ我の強いえらいおじいさんという感じがしてラスボス感がある。穂高先生と気が合わなさそうすぎるな。今回のラストは神保教授に話を振られたとらのアップで終わったけど、今のとらには自分の意見をいう元気はなさそう……?明日が楽しみ!
6月5日 48話
神保先生すごい保守!スンっとしてしまうとらは、神保先生に反論できず、押され気味。花江の顔が思い浮かんだというのはつらいね。そんなとらを観察する人たち……小橋がうざすぎる〜。女性代議士の人たちが出てきたけど、なんか「典型的な」法や政治に関わる女性の描き方だった?というところがもや〜。でもその人たちのことをとらやライアンが尊敬している様子が描かれていたのは良かったな。とらは、今すごく複雑な立場にいるんだなとしみじみ思った回だった。先進的な法に喜ぶ立場、保守的な意見で守られる気持ちがあると分かってしまう立場、女性として女性が自由を獲得できる方であってほしいと思う立場、女性だからと職にしがみつくことを優先して黙ってしまう立場……。
花岡も再登場して、どうなっていくのかな〜と気になる。ひとまず今は気まずいね。
6月6日 49話
梅子との会話を今でも花岡が覚えていて、指針にしているのが分かってよかった。そしてその言葉が今のとらにかけられたのも嬉しい。みんな達者にしているといいけど、って本当だよな……。実際に暮らしている人の正義と法の正義が乖離していると思う、と桂場に打ち明けた花岡の気持ちが苦しかった。戦後犯罪に手を染めざるを得ない人たちがたくさんいた時期に、それでも裁判官として法律を運用していく気持ちは、つらいものだろう。ホーナーが生粋のアメリカ人ではなく、ドイツから亡命してきたユダヤ系の人だということが分かる。それで、ホーナーを直道の敵だと思っていた花江はハッとするんだけど……。直明の「戦争で傷つかなかった人はいなかった」という言葉に、そうだよな、と思いつつも、戦後の複雑さと言うか、「アメリカ」「日本」というくくりでは敵味方という話がもうできなくて、誰を恨んで誰を許して誰に同情したらいいか分からなかったろうな、と思うと、すごく辛かっただろうと思う。ホーナーはユダヤ系だけど、戦勝国の人として日本で働いていることは事実だし、その力関係と言うか、そういうものはあるわけで……。
民法改正のための会議が開かれたけど、おじじ組がバチバチしていますね〜。別に仲が悪いとかじゃなくて、「意見が違うだけ」という桂場の言い分に納得できるような演技ですごいな〜と思った。しかし、穂高先生はいい人なゆえに?とらに先回りして余計なことをしがちだね……。女性の地位向上を願っているけど、実は女性に対する偏見を色濃く内面化しているキャラクターなのかなと思う。
さて、最後には久しぶりの!「はて?」が出てきて、おっとらの調子が戻ってきたか!?とわくわく!
6月7日 50話
穂高先生の無自覚の女性を追い出すようなおせっかいで、とらは奮起する。自分が好きだからここにいるんだ、と思い出したように宣言する様子には涙が出そうだった。優三さんは、亡くなってしまったけれど、大切なときにはすぐそばにいる。それで励ましてくれたり、落ち着かせてくれたりするというのがジーンと来てしまった……。優三さんと、憲法がとらの支えになっているというのがよく分かるシーン。
民法改正の会議でも、とらは吹っ切れたように意見を言うようになる。スンッとしてしまって神保先生には何も言えなかったとらが、自分の思いを言っているのはよかった。とらの尽力もあってか、民法は憲法の意思を継ぐものとして誕生。おお〜……。現実世界で自民党主導の憲法改正が発議されようとしていて、夫婦別姓の議論は進まない現状がある中で、こうやって今の憲法を個人を大切にするものとして表したり、別姓の可能性を明るく表したりするのはいいなと思う。
桂場、ジャム好きそ〜。チョコとかもこっそり食べてるよね。しかし、明るいテイストだった今回、ラストに衝撃。花岡……。次回予告は新キャラも出てきてコミカルな展開っぽかったけど、花岡は一体どうしてしまったのか?びっくりしすぎて……来週が待てません……。