東福寺展に行ってきた。母と一緒。
先日、東寺の特別拝観に行ったとき(これまた母と)に仏像の美しさにハマって、本を読んだりもしてたけど、物足りなくなって、京都国立博物館で開催中の東福寺展に行くことにした。
芸術新潮の特集で展示の概要を読み、東福寺を開いた円爾の書や肖像画、絵師明兆の絵の展示も多くされていると知ったけど、そこにはあまり興味ないかも、と思っていた。
でも実際に見てみたら、全てのスケールが大きく、絵なども鮮やかで繊細で、見ていてすごくよかった。
もちろん仏像もよく、間近で裏まで見られて最高だった。
そんなわけで1日楽しく過ごしたけど、最近目立ち始めた母の排外主義的な言動にダメージを食らった日でもあった。元々、外国人に警戒心?が強い人ではあったが、昨日、外国人観光客も多い中で、外で見かけた女性に対して、わたしがあの人のブーツ綺麗だね、と言ったときに、「まあ日本人じゃないかもしれないけどね」と言ったり、かばんを閉め忘れたわたしに対して、「財布が見えてた、外国人にすられるよ」と言ったり、なぜそんなに外国人に対して敵意を持っているのか?という言動が多くて疲れた。
展示を見終わった後入ったレストランで、幼児を連れた韓国人の家族連れがいて、その子供さんが金切り声をあげていて、正直に言うと疲れた身に厳しく、母もう〜んという顔をしていたのだけど、わたしはそのう〜んが「韓国人だからうるさい」みたいな理由から来ていないかとハラハラしていた。流石に母が何かを言うことはなかったが、最近の言動で外国人に関することで、母に対しての信頼が落ちてしまっているので、本当にヒヤヒヤしたし、そんな気分になっているのが悲しかった。
楽しい一日であったが、嫌な気持ちにもなった一日だった。
なぜわたしは母がそういう言動をしたときに、「なんでそんな事を言うの?」と言えなかったんだろうと、それが一番いやだった。