日記だけを読みたい人へのネタバレ防止と、日記における感想の割合の高さを鑑みて別記事にしました。
1〜3話
朝ドラは、今日は3話で、大学入学を決める話だった。テレビでドラマを見るのは久しぶりで、小声になるシーンなどが聞き取りづらく、う〜ん?というところもあったけど、15分なので飽きる前に終わった。「女性は無能力者なのか?」という疑問から、学ぶことを決め、違和感を持っていた結婚するという道を選ばずに将来がぱっと広がる感じ、すごくいい。予告のCMを見ていたときも、フェミニズムの話になるのかな、と思っていたけど、結構踏み込んでる感じなのかな、というのは、NHKプラスで1、2話を見て一層感じた。特に1話の冒頭で、憲法第14条(平等権)が読み上げられていて、おお、となった。主人公は結婚を嫌がってるんだけど、結婚する人生に疑問があって居心地悪いし、そうしなよと言われるのは嫌だけど、友だちが結婚に理想を持って実行することに文句があるわけではないというの、分かるな。主人公へのマイクロアグレッション(マイクロか?人生を決める時に差別的な扱いをされることが)が、見ていてつらいけど……。ていうか、藤森慎吾の学があって雰囲気のある顔だけどプライドが高くて女を下に見ている短気な男の役、はまりすぎじゃないか!?すご!!BLにもそういう役の需要が絶対にあるから、もしオファーがあったら受けてほしい。あと、松山ケンイチの偏屈そうな顔が好きだ〜。松山さんというと、今はローソンのCMをよく目にするけど、笑顔の松山さんより無愛想な顔とかの笑ってない顔のほうがなんとなく馴染みがある。朝ドラには詳しくないけど、なんとなくのイメージで、偏屈な人であっても後々その人となりが解き明かされて人間味があるんだよという展開になるのかなと思っているけど、偏屈な人が偏屈なまま終わる話が好きだから、ずっと偏屈でいてほしい。
4話
朝ドラは4話、結婚式が終わって大学を受けたことがバレてしまったシーン。「親友の結婚は祝えるけど、自分が結婚するとなると幸せに思えない」というナレーションや、とらこの怒りを表したナレーションがすごくよかった。わたしも小さいときから結婚嫌だな〜ってずっと思ってきていて、でも親に「いつかあなたが結婚したら〜」「結婚相手や家族はいた方が良い」と言われる度にハハ……と曖昧に笑って誤魔化して30年以上やってきた。ちゃんと、素直に、怖がらず、「結婚嫌なんだよね」と言ってくればよかったな、と思える回だった。そう言うことが、別に親の結婚を否定するわけではないということが、お互いに伝わる言い方なのであれば(まあ否定してる言い方でも良いのかも、実際わたしは否定的だし)。朝ドラ、オープニングも好きなんだけど、米津玄師が「誰かと恋に落ちて〜」と歌い出す度に、えっ恋に落ちるんだ!?いきなりだね!?と新鮮にびっくりしてしまう。そんな話してたか、今まで??結構サビで言ってるので、ドラマでも恋愛が入ってくるのかな〜、まあ、入ってくるか、朝ドラだもんな……。正直それって別に嬉しくない。
5話
「虎に翼」5話、結婚できないまま学問や仕事でもうまくいかなくなったら惨めで地獄だ、と言うお母さんにも過去結婚への蟠りがあって、子どもを思うがゆえの発言だということが分かる。とらこが結婚したくないと言うのが、結婚した自分を否定してると捉えてしまったシーンでは、ヒヤヒヤして、これどうなるんだろう……と思ったけど、特にそのことについて解決策は提示されなかったのはちょっと残念。後半がめ〜〜〜〜〜〜〜〜ちゃくちゃ面白くて、石田ゆり子と松山ケンイチ芝居うますぎ……!?とびっくりした。伊藤沙莉の息を一旦吸う演技も良かったな。松山ケンイチの役、女性の法学分野への進出をよく思っていないという点ではいやなやつだな〜って思うんだけど憎めず(ず〜っと団子食べたそうにしてたからかもしれない)、お母さんに叱り飛ばされるシーンではワハハと笑ってしまった。しかし、結婚しても地獄、しなくても地獄、夢を追っても地獄と、結婚に夢を抱かない女性にとって地獄づくしの時代だったんだなあ、と思うと、つらい。