4月22日 16話
とら、進学おめでとう〜!飲みっぷりがいい。弟くんが大きくなっている……。
よねさんと轟のおにぎりかじり対決(?)がよかった。今回朝ドラ公式Xで今週のあらすじを見てしまっているため、花岡のこととかを知ってしまっているんだけど(あらすじ知らずにいるほうがドキドキがあっていいね、今度からは見ないようにしよう)、今のところ好青年〜って感じですね。でも、梅子さんの夫が出てきたりして、スンッで終わったので不穏である……。
4月23日 17話
梅子さんの夫、感じわり〜!女性をばかにしない、の反対が、女性をやたらと持ち上げる、「あなたは特別、他の女とは違う」と言うことだと思っているなら、それもまた差別だし蔑視だ、ということがじわじわと分かる回。今のとらの周りの男子学生を見ていると、今までフラットにとらに接していた、直道さんや優三さんがより一層いい人だなと感じられる。恋愛展開があるなら優三さんみたいな人と頼むよ……と思うけど、優三さんとはずっといい友達でいてほしいし、OPの歌詞の通りの展開になるなら信頼できる優しい人と恋してしまうのはつらいかも知れない。というかOPはよねの歌に聞こえる、という感想を見てから、わたしもそうだと思うようになった。
花岡が、女性に対しては、一見ちやほや優しくするけどコントロール下には置きたいという支配欲を持っていて、一方で女の話で男子学生同士で盛り上がりつつ話の主導権を握っているのに、帝大生には強烈な劣等感を抱いていて、その姿を見ただけでもスンッとしてしまうみたいなところの描き方が15分で全部なされちゃうんだ!スゲーと思った。
4月24日 18話
女遊びが男の価値を上げる、外で女遊びすることで家庭が円満になるなど、男性中心の価値観を持っている男子生徒たちと花岡。「女であるとらこたちを認めてやっているのに!」と本音を言ってしまい、とらにどつき回されるところでは笑ってしまった。とら、言い返すとかじゃなくてどつき回すんだ……いいね。落ちる〜!のシーンがコメディーぽかったのもおもしろポイント。前半で怒号の言い合いがあり、後半は梅子さんの境遇が語られる。嫌味な夫、家庭内では最低夫だったぜ。息子まで同じように育ち、見下されたと感じた瞬間は悲しかったろうな。子どもに見下されたと感じた親、の創作物と言えば、最近発売した「花四段といっしょ」4巻での朝顔のお母さん、ささやかさんを思い出す。ささやかさんは、子どもが将来をかけた一番の勝負の朝でも構わずに、怒りを爆発させて、見下さないで!そういうところがパパそっくり!と言う。そうやって怒れるというのは、娘を信じている、関係性の改善を信じられるからなのかな、と思っていたけど、とらつばのような、男性が女性を見下すことが当たり前な時代、さらに夫への信頼がないようなときに、息子のことも信じられないと諦めてしまうのも仕方ないのかもなあ、と思った。梅子さんは今まで、主婦でありながら育児もせずに夫のお金で学校に通える身分、みたいな言い方をされてきたけど、彼女にだって切実な願いがあり、それは茨の道で、それでも諦めずに弁護士を目指していたということが分かった回だった。じ〜ん。こうやって女子部みんなの境遇が分かっていくのかな。
あと轟が好感度ゼロからじわじわ好感度あげてくるやつじゃん!と今後が楽しみ。
4月25日 19話
よねが玉に言った、「許すことを美徳とするな」という言葉がスパンとまっすぐでいい。
「愚か者〜!」で笑ってしまった。熱いやつだぜ、轟。「男らしさ」に苦しむ男性に声をかけてケアする男性、いいことを言う女性、という構図がわたしにとっては珍しくておっ!いいね〜と思った。大抵、ケアが女性、それで態度が軟化した人に忠告するのが立場が上の男性、ということが多くないですか?
梅子さんの、「どの自分もあなただけど、大切にしたい自分がいるなら大切にしてね」というのが、厳しくもあり、優しくもあり、すごい一言だなあ。花岡のことを許してはいるけど、本当の自分がやったことではないと逃げることは許していないのかな、と感じさせる。
浮かれとら、かわい〜。でも展開がシビアなところで終わり、浮かれてもいられないじゃん!?という感じだったので大変だ。明日どうなるのか〜!?
4月26日 20話
家宅捜索を受ける猪爪家。威圧的な検察……。優三さんが頼もしい。でもお腹を壊してしまうシーンでは、可哀想だけど、くすっと笑えて肩の力が抜けた。緊張性の下痢はつらいよね〜……。
とらのために色んな人たちが心配して動いてくれようとしているんだろうけど、とても大変そうな局面。作中では「東亜事件」とされていたけど、調べてみると実際にあった「帝人事件」が元になっているのでは?と言われていた。ふむふむ……。
穂高先生が学生たちに言った、「法律を学ぶ我々は何事にも影響されず物事を判断しなくてはならない」という言葉が響いた。わたしは法学部だったけど、法律のそういうところが魅力的だと思っていた。もし時勢に逆らうような判決だったとしても、自分が納得行かなくても、国民や弱者に寄り添うような、正義を貫こうとする姿勢がある判決が出るといいね……と思う。直言さんの判決も、政府批判の声に負けず、真実が明らかにされて正義を貫く人によるものであれと思う。
全体的にちょっとシリアスなムードになりかけていたけど、穂高先生登場で希望もある!?来週も楽しみ!