人が物を食べている音を録った、咀嚼系ASMRがすきだ。
発端は摂食障害のような症状が出ていて、とにかく食べることに執着していたとき、自分が食べるだけじゃなくて人が食べているのを見るのも快感だった。
今まで、人がものを食べるときの音、特にくちゃくちゃって音は本当に苦手だと思ってたんだけど、口を閉じてもぐもぐしている様子は心地よくて、お腹をすかせるものであると同時に、眠気を誘うものでもあったので、日中お腹すいたからなんか食べ物……という欲求が出てきたときにも見ていたし、寝る前リラックスしたいな〜ってときにも見ていた。つまりしょっちゅう見ていた。
同じASMRをやっている人でも、この人は好きだけどこの人はあまり好きじゃない、というのはあって、一番好きでよく見ていたのはLESA ASMRというチャンネルのレサさんだった。
口元だけ映すタイプの方なのだが、ずっと微笑んでおられるのがすごいな〜と思ってみていた。テチャン(マルチョウ)を焼く天才だと思う。韓国の方だけど日本語や文化がお好きなようで、字幕もご自身で日本語のものをつけておられるみたいで、内容も面白くてありがたく見ていた。
最近好きになったのはEAT with BOKIというチャンネルのボキさんで、この方も韓国の方だけど、韓国語以外でも字幕を用意してくださっているので、楽しく見られている。めちゃくちゃ一口が大きくて豪快で、量も沢山なので、見ていてすっとする。この方の麺を啜る音が好きだ。顔全体が移るタイプの動画だけど、あんまりカメラを見つめない人なので気まずくないところも気に入っている。
家族に咀嚼音を聞いているという話をすると、そんなに食べ物に執着して……と心配されるか、咀嚼音って気持ち悪くない?と言われるかだったのだけど、咀嚼系ASMRの再生回数ってすごいし、普通に好きな人いるよね?と思っている。
ASMRといえば、石鹸を削ったりパリパリにして潰したりするものにもハマっていた。咀嚼系ASMRとはまた違う快感で、心が凪ぐような気持ちになる。
ASMR熱は収まったり高まったり、波があるんだけど、最近また繰り返し繰り返し動画を見ている。前は、ものを食べる動画につられて自分もお腹が空いて食べてしまっていたから、罪悪感もあったのだけど、今は動画を見て、いいな〜とは思えど自分も食べることはないから、ただ気持ちよくなって終われて良い。
ボキさんは週に3回くらい更新されるので、日々楽しみが合って嬉しい。レサさんは最近更新があまりないから、また見られたらいいな〜と思って待っている。