「虎に翼」感想 第5週

シオリ
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4月29日 21話

花岡と穂高先生がやってきてくれた回。先生が弁護人になってくれるそう、よかった〜〜。大学にまた通うことを決めたとらと、それを迎える女子部のみんなの、あっさりだけどじんわり心が暖かくなるやりとりが嬉しい。轟はすぐ人を殴り過ぎだけど、それで今まで関係が改善している手柄があるので、まあいいのかな……いや、殴るのはよくないけどな……。花岡が、とらを迎えに行きたいと思った時、それが「他の学生たちからどう見えるか」とか「立場の弱いとらをまもってあげたいから」という考えからじゃなかったのが良かったし、梅子さんと話し合う前の外面を取り繕う男ではなくなったのかな、と感じさせてよかった。

直言の方は難しい状態にあり、本人に罪状を否定する姿勢がない。取り調べは厳しく威圧的で、どう考えても今なら違法なやり方だと思うし、その影響だと思うけど……。先週に、モデルになった事件のことを調べてしまってネタバレを見てしまっているのですが、きっと今週はこの事件のことが詳しく掘り下げられるだろうし、ドキドキして待つしかない。

4月30日 22話

とら、事件の検証をするの回。学生たちが手伝ってくれるのが嬉しい。突破口はお母さんの手帳だったけど、あの時代において私的な書き物ってどれくらいの価値があったんだろう。今だと、セクハラとかストーカーとかの被害を訴える時に日記が有効だったりするけど。でも、30年分の記録って重みがすごいね。

なにか大きな事件があった時、偉い人は責任を取らず、しわ寄せが下に下に行くのが世の常なのかな。立場が上の人や家族を盾に取られて自白を迫られた直言は辛かっただろう。被告人の弁護人が一同に介したシーンで終わったけど、どうなるのかワクワク!無罪が証明されますように。

5月1日 23話

地道に証拠を集めるとらたち。訪問記録が見つかったときの、よねの「よしっ」が嬉しかった。前はあんなに反発し合っていたのに、当たり前ように協力してくれて、諦めろと言ったりせず、法が弱きものを守るものだと信じるとらと共に手伝いを惜しまない姿がじーんとくる。

とはいえ状況は悪く、悪漢にも狙われるとら。怖すぎ……。後ろ盾はほぼなく、権力相手に、法と真実と仲間だけがとらたちを守ってくれる。こう書くととても心強いけど、実際問題襲われたりしたら……と考えたら法も真実も仲間も役に立たないし、怖かっただろう。

さて、桂場がでてきてうれし〜。殺伐とした雰囲気の中で回想される素っ頓狂な桂場のシーンにホッと和む〜。穂高先生のことを、わたしは本当に味方なのかな〜なんかふわふわしてるし……と、ちょっと疑っていたんですけど、すごく頼もしい人ですね。というかめ〜〜〜〜っちゃいいところで終わったんですけど!?明日が楽しみすぎる。

5月2日 24話

ああ〜〜〜〜今日も良いところで終わってしまった……!!!直言が容疑を否認したけど、やはり一度自白をしているのでなかなかことはうまく進まない。しかし、検察側の証拠が、脅迫を用いたと言われている自白のみで、その他があやふやなところに希望がある。とらのアドバイスによって穂高先生が弁護をしていたけど、実際の裁判でこういうことって可能なのかな?

判決が言い渡される当日、誰よりもそわそわしていたよねがかわいい。優三さんはがんばって……!くすりと笑えてしまうんだけど、腹痛で笑いを取るの、どうかな、という気持ちもある。現実世界でだって、困ってる人は本当に困っている症状だろうから。

桂場が正義を優先してくれることを願うばかりだ……!

5月3日 25話

判決が出た!無罪だ〜!!みんなと抱き合ったりはしないけど、感情の高ぶりを隠さないよねにじ〜んとくる。穂高先生によると、桂場のロマンチシズムが出た判決だという。無表情で、今まであまり性格がわかってなかった桂場だけど、法律に対して激しい情念があるのかな。笑顔の戻った猪爪家にほっこり。周囲のみんなも優しい。

お茶屋のシーンでは、あんこの団子を幸せそう〜に食べている桂場がかわいい。しかしそのあとお汁粉も食べてないか?めっちゃ甘党だね。とらの法律に対する考え方は、確かに弁護士というより裁判官に近い。憲法記念日にすごいメッセージ出してくるなあ。弁護士への道は進むことが可能になったけど、裁判官にはまだなれない時代。このあとのとらの人生で、どんな岐路に立って、裁判官になろうと決めていくのか、とても楽しみになった回だった。来週からは試験だから、学生時代の話ももう終わりなのかな。さみしいな……。

@510r1
のんびり、日常。BLとぬいぐるみ。晩ごはんのこととペットのことも。