5月6日 26話
高等試験の回!とら、落ちてしまったのか……むずかしいんだろうな、と思う一方で、現代でだって女性の点数が低く見積もられたりしていたんだから、昔、初めて女性が受けられるようになった試験で、そういったことが起きていなかったかと思うと、微妙……と思う。久保田先輩も、本当は受かっているだけの実力があったのでは?と思ってしまったり。
追記:NHKの記事でこういうのがあった。正式な記録ではないとは言え、やっぱり「生意気だから」とかって理由で落とされてた女性がいるんだ……と嫌な気持ちに。でもそれを跳ね除けて女性初の弁護士になったこの方はすごいなあ。
日中戦争が始まり、女子部のみんなにも暗雲が立ち込める。香淑のお兄さんは無事だろうか……。女子部存続の危機に、一番に怒って頭を下げてくれた香淑だけど、真意はどうだったのか?気になるところで終わってしまった……。でも今回、女子部のみんなと男子学生が一緒に頭を下げていたのは(花岡と轟以外も下げてたよね!)よかったな〜!
5月7日 27話
冒頭の穂高先生の言葉にじーんときた。そしてとうとう卒業して、働きながら勉強を始めたとら。就職先ではお茶くみをさせられたりして、はて?という感じ。どうなるんだろ〜……。花岡にも、女子部のみんなにも会っているというところには和んだ。お茶屋さんで勉強会を開くのはいいね。香淑のことが掘り下げられていくけど、戦争に突入した日本の偏りがどんどんひどくなってきているのが分かる。今度は刑事か!と思ってしまった。植民地から日本にやってきて、文化も違う中で勉強に励んできた香淑が、高等試験の勉強をするのは自分のためでなく仲間のためと言う姿は悲しかった。もう諦めてしまっているのかな……。
5月8日 28話
いろいろなことが起きすぎる回だったね……!?!?香淑、いやヒャンちゃんは帰ってしまった。日本にいるよりはいいのだろうか、わたしは恥ずかしながら戦時下の朝鮮に詳しくないため、判断はつかないのだけど……。無事に戦争を生き延びていてほしい。このあとまたでてきてくれるのだろうか。それから涼子さんは結婚の道を選んだ。元々入学式で代表を務めるくらいだから、涼子さんもかなり優秀な人なんだろうと思っていたけど、この時代は優秀なだけでは自由に、平等に評価されないということをまたしみじみと感じさせられた。それから梅子さん……なんか不穏な終わり方だったけど大丈夫!?こわいよ〜〜!!とらたちの試験の行方も気になりつつ、あまりにも人生の岐路に立たされたキャラが多すぎて心の整理がつかない。今週は学校を卒業するだけの回だと思っていたから、こんなに本当にみんながバラバラになるなんて思ってもみなかった……。
5月9日 29話
とらたちの筆記の合格おめでたい!しかし梅子さんは受験できず、家出という形になってしまった。自分のような立場の女性の味方になる弁護士になってほしいととらに願いを託す梅子に泣きそうになった……。口頭試問の日に生理が被ってしまうとら、このときのために過去しっかりと生理について掘り下げてあったのか、と感心。5月6日分の感想に追記した記事を読んでいたけど、久保田先輩の「結婚するか聞かれた」という言葉や、桂場から「同じ点数の男女だったら男を取るに決まってる、圧倒的に良い点数でないといけない」という言葉が出て、作中でもやっぱりそういう差別があった設定になってるんだ……と落ち込む。しかし、そんな理不尽を乗り越えて口頭試問にも合格し、女性初の弁護士になったとら、久保田先輩、中山先輩。おめでと〜〜〜!!!と思ったけど、そんな雰囲気でもなく……。
優三さんが弁護士の道を諦めてしまったことも悲しいな。でも最後まで優しくて真摯で、いい人だった。今週で試験までの道のり編は終わりだけど、明日どんな展開になるのかめっちゃ気になる。本当に今週は波乱万丈の展開でしたよ……。
5月10日 30話
今日はちょっと手短に。
弁護士になったとらはみんなに祝われるけど、しっくりきていない。よねは口頭試験でその装いをトンチキな格好だと言われてしまったけど、自分を曲げずに合格すると言う。うう、よね……。
そして迎えた祝賀会で、とらは自分は怒ってるんだ、と言う。それで、今まで学ぶ手段を持たなかった人や、諦めていった涼子さん、梅子さん、ヒャンちゃんのことなどを振り返って、そういう人がいるのに自分のことを一番すごいとは思えない、と言う。今まで、はて?という疑問を持っていたとらだけど、ここまで怒りの感情をあらわにしたのは珍しいのではないか。女子部で苦労した経験や、周りの人たちの無念を感じてきたからこそ、そのことがなかったかのように祝われることに怒ったのだと思う。つらいことだけど、これはきっと今後の原動力にもなるんだろうな(言動力になるから言ってつらいことが当たり前のように起こる構造を肯定したりはしない)。