私は極度のめんどくさがりで、深夜に突然「冷たい水をください できたら愛してください」とアゲハ蝶になった時などは「飲んだら捨てられるから紙コップでいいや 紙コップ最高!」をやったりしている。
でもそんな私も「かわいい器でかわいいものを食べるとアガる」「豊かな生活を送っているフォロワーは器にもこだわっており、具体的にはのせる食べ物に器をちゃんと合わせている」「好きなカフェはお皿もおしゃれ」「高価なものでもちゃんと自分でじっくり選んでコレと決めたものは愛着わくし結果的に長く大切に大切に使うからトータルで見るとコスパが良い」ということがここ数年で急激にわかってきた。人生1周目すぎる。
それで今年の1月、手始めにケルセン神戸直営店に行ってポーリッシュポタリーを買った。

カヌレとかマカロンとか、小さなクッキーとかチョコとか、そういうちまちまっとしたお菓子をのせて食べるオーバルの小皿。「ひとつひとつが手作業で絵付けされているため、どれひとつとして同じものがない」ということなので、深夜に紙コップでアゲハ蝶している人種にはちょっとドキドキするお値段だけど、ポーリッシュポタリーは手作りの食器の中では格段に安いらしい。ケルセン店内はたくさんのポーリッシュポタリーがギチギチに並んでいて、日本ではあまり馴染みのないジャンル?の食器もあって(私が食に関して無知なだけかもしれない)眺めるだけでも楽しかった。チーズの乾燥を防ぐために、でっかいスカートの女性の形をした蓋みたいなのを被せる「チーズレディ」とか。牛の形のクリーマーとか。私は紅茶が大好きだけど、ミルクティーを作る時はもう牛乳パックから直接ドボボだから……牛の形のクリーマーに牛乳を入れてあたためて、そこからチョロロ……するタイプのていねいな暮らしがあるんだ……あるところには……!
そして私は数年前に始めた脂質制限がきっかけで和菓子や氷菓が大好きになった結果「和菓子をのせるようないい感じのお皿を持っていない」ということに気づいてしまい、いま漠然と「和菓子をのせるいい感じのお皿が欲しい」モードに突入してしまっている。突入してるけどまだ全然買えていない。
▼好きな日本茶カフェ いつもお皿が違ってて楽しい▼




▼ほか、日本茶カフェのお皿たち▼


やっぱり「のせる食べ物にお皿を合わせる」って大事だ……本当に人生1周目すぎる。
▼カフェのお皿いろいろ▼

↑マスターがおしゃすぎるとネットで話題の珈琲店
私のようなクソガキ相手にもジノリのこんな貴重なカップでコーヒーを……???

↑チーズケーキとコーヒーにこだわりがあるカフェ
このカップの厚みがすごくいい感じで、なかなか冷めないホットドリンクをちびちび飲めて嬉しすぎ。ちょこちょこ行くんだけど描かれてる動物が毎回違う。何種類あるんだろう?

↑かき氷目的で寄ったカフェ

↑英国紅茶ガチ勢おねえさんがやってる紅茶店
選ぶ紅茶によってカップも全然違うのを出してくれて楽しい

↑中国紅茶ガチ勢おじさんがやってる紅茶店
カップは選ばせてくれる

↑若者に人気のニューレトロ喫茶
オリジナルグッズとか買えるんだけどこのティーカップは売ってない。これが欲しいんだけどな。
▼最近買ったやーつ▼


ドイツの老舗メーカー・ハイムゾーネのエッグスプーン🥄
1862年創業……って日本は江戸時代末期だ。当時は鼈甲工場だったらしいけど、亀を保護しないとってことで鼈甲やめてアクリル素材を扱うようになってから90年……とのこと。手触りとか口当たりとかめっちゃ気持ちよくて、最近ヨーグルトとかアイスとか全部これで食べてる。エッグスプーンの名の通り、ゆで卵の殻ぜんぶむくのめんどいな〜みたいなときもこれでほじくり出して食べてる。夏のお店には夏っぽいカラーしかなく、今は暖色系がすごくほしい。黄色オレンジ赤ピンクあたりがほしい。
https://www.nichiyosha.com/index.php/brands-heimsoehne/
▼こないだお店で見てグッときた▼
https://hakka-online.jp/brand/madu/item/MAU0116A0109
Maduのラビットプレート🐇
ウサチャヌは人間を狂わせる。実物すごくかわいくてかなり心が動いたけどその日は買って帰らず、家で検索したらこれをフリマに出してる人がいて「かわいくて大切にしすぎて自分ではあまり使えなかったので、使って下さる方にお譲りします」みたいなコメントが添えられていて、「あーなんかわかる……」と思ってしまった。でもさぁ……! ウサチャヌは人間を狂わせるから……! 今も心が動いている。次行ってまだあったら連れて帰ってしまうかもしれない。
以上、特にヤマとかオチとかなく「かわいい食器の話がしたいんじゃ!」でした。