No escape

無職ちゃん
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私は家から出た。

この手が穢れないように

でも、逃げた先で貴方は言った。

「君は物なんかじゃない。どれだけ自分を物と思っても君は人間だ。」

嗚呼、私と向き合ってくれる人はここに居たんだ。

初めて私を人間と見て抱きしめてくれた人。

どれだけ、腕に穴が空くほど噛んでも、パパとママを殺したくてもちゃんと受け止めてくれて。愛してくれて。

私は貴方から見るとただの何も知らない、汚い大人に囲まれた5歳児のまま大人になってしまった「人間」みたい。

でも、そう言われてずっと上げれなかった産声を上げれた。と思った満月でした。

@69chan
備忘録のカクテル