この↓noteをきっかけに、愛着障害の本を読んでみた。
本の内容をざっくり紹介すると、以下のような感じ。
幼い頃に特定の人との"愛着"を形成することができないと、大人になってからの人間関係などにネガティブな影響が出ることがある。
愛着スタイルには3つある。
安定型:問題なし
回避型:誰との距離を縮めようとしない
不安定型:誰彼構わず距離を縮めようとしてしまう
(回避型と不安定型が入り混じった「混乱型」もある)
最初はわりと他人事として読んでたんだけど、特に「回避型」の傾向に結構当てはまるところがあった。
それでも、「いやいや、親に愛情を注いでもらってきたじゃん。私の傾向は愛着じゃなくて別のところに要因があるよ」と思ってたんだけど、ふと思い出した。私は兄との愛着関係に問題があったんだった。
小さい頃は兄と仲が良かったっぽいけど、物心ついた頃にはすっかり関係が壊れていた。なぜなのかはまったく分からなかったんだけど、とにかく兄は私と話そうとしなかった。話しかけるなんてもってのほかで、近付くこともしない方がよいと思って育った。学校でも、学年を超えての交流のある機会では、目立たないようにとても気を付けていた。
そのことって、とても苦しかったと思うし、自分にすごく影響を与えていると思う。でも、すぐには思い当たらなかった。回避型の人には「愛着関係に関する過去のつらい思い出から目を背けがち」という傾向があると書いてあったんだけど、まさにそれかもしれない。気付いたときにすごくはっとした。
いや、小さい頃に理由もなく兄に無視され、否定されてたら、そりゃ自己肯定感も低くなるよ。ほんとなんでだったのか分かんないけど、兄も罪なことをしたよな。と思った。
※今は和解(?)して、健全な交流が復活しています。
そして今。
人並みに自己肯定感があるし、子どもとの愛着関係はしっかり築けていると感じる。
それは、パートナーが安定型の愛着スタイルの人で、私との愛着関係を辛抱強く築いてくれたからに他ならないと思う。
本の末尾に簡単な愛着スタイル診断のテストがあって、私は安定型 : 不安定型 : 回避型 = 12 : 11 : 8 の絶妙なバランスで安定型優位なスタイルだった。
パートナーと愛着関係を築く前は、安定型 < 回避型 < 不安定型 みたいなバランスだったんだろうな。
変えてくれたパートナーには感謝しかない。