最近はちいかわに対する熱があんまりなくなってきたんだけれども、いまだ帰省するたび母親が「おかし買ったら付いてきただけよ」と言ってちいかわのクリアファイルを置いてくれていて、「こんなに使わないかも」と言うと少し寂しそうにすることが、居た堪れない。今日は大阪に戻る日だ。
ひとりで暮らすのは、さみしい。そんなことを改めて考えたのは、兄がひとり暮らしを始めると聞いたからだった。大阪への帰路を辿る新幹線の中で、これからまた暫くひとりで暮らすことを考えると億劫になった。
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こんなセンチメンタルなことだけ書いておいて夜まで放置していたのだけれど、昼の自分からバトンを受け継いで続きを書こうとしている今のわたしには多量の酒が入っており、ありったけの眠気と一抹の寂しさでぐしょぐしょになりながら、なんとか今日を纏める言葉を探している。もうとっくに日付は変わっているのだけれど、これを書かなきゃ終われないという変なプライドが働いて、からっぽの頭を動かし続けている。
今日は先輩の家にお邪魔して、あらゆるゲームで全員からボコられて最下位になったこととか、先輩がきのこの山を2つ買ってきて一瞬緊張が走ったこととか、ねるねるねるねを持ってきた先輩が「きのこの山と合う」と目をきらきらさせていたこととか、猫耳をむりやり着けられた後輩が終始澄ました顔で過ごしていたこととか、まるぼーろをつまみながら延々と酒を飲んでいたら先輩にめちゃくちゃ笑われたこととか、甘口の日本酒がおいしくてガバガバ飲んでしまったこととか、先輩の家の五条悟フィギュアが綾波レイフィギュアに壁ドンをしているのを見つけて大笑いしたこととか、せっかくドデカいアイスパックを買ったのに全員食べるのを忘れていたこととか、先輩が「酒を固まらせるんだ」と言ってゼラチンを買ってきたこととか、みんなでYouTubeを見ながら好きな曲を大画面で鑑賞したこととか、全部が全部しあわせでうれしかった。今日のいちにちはおわりにする。明日もいい日にしたい。