はじめに
Shoostへ3Dキャラクターを送信する方法は下記記事に記載されているのですが、Unityの操作で不明な箇所があったため、まとめます。
使用ツール・素材
問題
Spoutのインストール方法がわからない
Spout SenderのCapture methods:Textureを使ってShoostへ映像を送る方法がわからない
解決方法
Spoutのインストール方法

Edit > Project Settings を開く
Package Manager > Scoped Registriesを選択
Name,URL,Scope(s)を設定。設定値は下記
Keijiro
jp.keijiro
Saveを押下
Project Settingsを閉じる

Window > Package Manager を開く
Packages: My Registries を選択
Package Managerウィンドウの右上にある、検索ボックスで「KlakSpout」を検索
Keijiro Takahashi > KlakSpout を選択
検索ボックス直下のInstallボタン を押下
InstallボタンがRemoveボタンに変わったことを確認し、Package Managerを閉じる
SpoutのCapture methods:Textureの設定方法
下記コンポーネント、テクスチャを2種類ずつ作成する
Render Texture
Camera
Spout Sender
Render Textureの作成


3Dキャラクター用、3D背景用のRender Textureを作成する
Assets上で右クリック > Create > Render Texture を選択するとRender Textureが作成される
Sizeの値は1920×1080を設定
Cameraの作成


3Dキャラクター用、3D背景用のCameraを作成する
Hierarchy上で右クリック > Camera を選択するとCameraが作成される
(3Dキャラクター用のCameraのみ)ClearFlagsはSolid Colorに変更し、BackgroundでR,G,B,Aすべて0を設定
Target Textureは3Dキャラクター用、3D背景用のRender Textureを設定
Culling Maskで3Dキャラクターのみ映す設定、3Dキャラクター以外を映すよう設定
Culling Maskに3Dキャラクターのみを映す設定値(Character)がない場合は下記操作を行う
Edit > Project Settings を開く
Tags and Layers > Layersを選択
任意のUser LayerへCharacterを設定する
3DキャラクターをHierarchyに配置
3DキャラクターのInspectorのLayerからCharacterを選択することで、Culling Maskで3Dキャラクターのみ映す設定が行える
Spout Senderの作成
3Dキャラクター用、3D背景用のSpout Senderを作成する
Hierarchy上で右クリック > Create Empty を選択するとGameObjectが作成される
Add ComponentでSpout Senderを追加
Spout NameはShoostで表示される値のため3Dキャラクター用、3D背景用で見分けられる値を設定する
Capture MethodはTextureを設定
Source Textureは3Dキャラクター用、3D背景用のRender Textureを設定
ShoostでSpout Captureを行う

Settingsタブ > Spout Settings > Spout Capture をFalseからTrueへ変更
Leyerタブ > LeyerセクションでSpout Capture を選択すると、Unityで設定したSpout Senderが選択できる
おわりに
今までは別アプリで3Dキャラクターの静止画を作成しShoostに読み込ませていたのですが、Unity経由で3Dキャラクターや3D背景の映像を送れるようになったことでポーズや表情を気軽に変更できるようになりました。
とても便利なので、ぜひ使ってみてください。
