ようやく年賀絵を上げれました。昨日今日と6時間ずつゲームしちゃったからね。母親の襲来で大掃除もしてたしね。週1休み勤務で大晦日まで働いて、三ヶ日中に上げられただけで偉業としよう。
さて、今回の年賀絵。実は僕にとってはかなり意味が大きい。いくつかの事に挑戦した絵だ。
1つ目は絵柄。
塗りや色選びはともかく、キャラの顔が普段よりだいぶデフォルメよりである。こういうキャラ絵がかなり好きなので、今回挑戦してみた。Misskey.designでフォローしているプロのイラストレーターさんが、描ける絵柄はいくつあっても良いとおっしゃっていて、実際その方はいろいろな絵柄で自分の作品を表現されている。それでもその方の作品だと、ひと目でわかるのが凄いところだ。
デフォルメ寄りの絵柄で描きたい物と、普段の絵柄で描きたい物。それぞれを使い分けて作品を作れるようになれば、もっと自由に楽しく描けるようになる。そんな期待を持って、今年は挑戦していきたい。
2つ目は竜を描ききったこと。
ナンノコッチャと思われるだろうが、僕は樹脂粘土でフィギュアを作るくらいドラゴンや竜が好きなのに、絵でそれらを描ききったことがなかったのだ。ラフはたくさん描いてきた。でも人に見せられるようなちゃんとした形にはしたことがなかった。
その理由というのがまた微妙なもので、『姉が好きで得意な分野を侵さない』という子供の頃からの呪縛のような遠慮があったから。
僕は小学生の頃、小遣い稼ぎに夏の絵画コンクールに絵を出して入賞賞金数千円の図書券を稼いでいた。ある年、僕の絵が入賞し、姉の絵が賞をもらえなかった事があった。家に帰り入賞の報告した僕を祝う母に、姉が「私だって頑張った」と泣いた。姉は絵が上手い。年の差を考慮しても、僕よりも上手いのだ。それでも入賞成績で言えば圧倒的に僕が上。上手い絵と入賞する絵は別なので、賞を狙って描く僕と好きに描く姉であれば、その結果は当然であるのだが、どちらも小学生だ。困り果てた母の顔も、悔し泣く姉の顔も見たくはなかったので、以降は金以外興味がないので触れなくて良いという態度を貫いた。
その姉の幼い頃から好きなものが、恐竜と竜だった。姉は自分のトレードマーク的に使っていたが、描くなと言われたわけではない。描いても姉のほうが上手い。それでも第二子の効率の良さから万が一がないとは言えない。傷つけたいわけではないのだ。そういう不安が僕の中にあって、距離を取ったままズルズルと成長し、そのままなんとなく竜は描いても人に見せる題材ではなかった。
Misskey.designにアカウントを取って、何度か描いて見せようとしたことがある。あるのだが、どうにも姉に似た人がいて、その人の領分を侵せば多分悪感情を持たれる気がしていた。実際、自分の絵を見て急にその題材を描き始めるやつは腹が立つ的な事を言っていたので、相手の感情を逆なでするリスクを侵してまで人に見せたいとも思わなかった。これはあくまでも僕の勝手な忖度なので、その人にはなんの非もない話だ。ただ、その人にブロミュされたので、相手を逆なでするリスクは無くなったし、辰年で丁度いいなと、描いてみることにしたのだ。
結果は上々。やはり好きなものを描くのは楽しい。今回は竜だが、ドラゴンもいずれは描いてみたい。そんな思いが湧くくらい、絵の題材として好ましい。竜のデザイン考える時間、めっちゃ楽しい。
竜人も描き控えていたが、やはり良い。自分の代理キャラを竜人化させるなら角は青い珊瑚のデザインにしようと決めていて、海と繋がりが深い自分らしいデザインに出来たと思う。大満足。普段は自分の性格との整合性から控えている装飾も、正月のめでたさ優先でいっぱい盛ることができて楽しかった。描いてるときは苦行だったが。
挑戦したのは以上2つの点だが、毛筆文字が今でも結構なんとかなることがわかったのも収穫だ。バランスを見る力は経験値としてちゃんと蓄積されていたらしい。詰めが甘いところもあるのだが、まあ個人のイラストだ。多少は許されるだろう。
やはり絵を描くのは楽しい。好きな物ならなおさらだ。デフォルメ強めの顔を描いていたから、今度は普段の絵柄で描きたくて仕方がない。もっともっと、上手くなりたい。色々なものが描きたい。作りたい。やりたいこと、やったことがないこと、出来ないこと、得意なこと。今年は色々なことに挑戦していきたい。
僕は明日も休みにしたので時間はあるが、どうだろう。ティアキンをまた始めてしまったので、そっちを優先してしまうかも。まあ、まだ正月だしな。どうせまた6連勤務の日々が始まるのだ。あと一日、休みを自由に楽しもう。
それができる幸運が手にあるうちに。