うちの猫は、飼い主である僕よりも時間の管理がしっかりしている。
深夜0時を過ぎた頃から僕の周りをうろつき、1時頃になると目の前に陣取り寝ろと騒ぎ、2時近くになると手に頭を擦り付けて強制的に手を止めさせる。
普段は風呂の前にトイレに入るのだが、今日は前後してしまい猫にひたすら文句を言われた。風呂上がりの抱っこタイムが消えたことを、まん丸の目でンミャーンニャーと責め立てる。
その後もひたすら足元をうろつき、僕が動きを止めると鳴き、僕がベッドに入るまでまとわりつく。ベットに入れば枕元にやってきてモフられ、そして仕事を終えたとばかりに自分の寝床に去っていく。そう、別に一緒に寝るわけではないのだ。
朝はアラームが鳴る一時間ほど前に僕の足元で寝始め、アラームが鳴ったらウミャーンニャーと僕に朝の挨拶をして、起きるまで顔を舐め続ける。
朝ご飯とチュールをもらってお勤め終了。あとは猫にとっては自由時間で好きに過ごしている。
自由気ままな猫を拾ったはずが、気づいたら犬のように人懐っこい生活管理猫に育っていた。不思議なものだが、なんとも愛おしい日常だ。
ちなみに、現在時刻2時33分。明日の朝も猫に目覚めを補助されることが確定してしまったダメな飼い主である。