2024年9月に読んだ本は15冊。
ベルトルト・ブレヒト『アンティゴネ』(光文社古典新訳文庫)
ベルトルト・ブレヒト『三文オペラ』(光文社古典新訳文庫)
須川邦彦『無人島に生きる十六人』(新潮文庫)
安部龍太郎『風の如く 水の如く』(集英社)
ロバート・ルイス・スティーヴンスン『ジーキル博士とハイド氏』(光文社古典新訳文庫)
オスカー・ワイルド『ドリアン・グレイの肖像』(光文社古典新訳文庫)
ジョン・ミルトン『失楽園(上)』(岩波文庫)
ジョン・ミルトン『失楽園(下)』(岩波文庫)
オノレ・ド・バルザック『グランド・ブルテーシュ奇譚』(光文社古典新訳文庫)
ギュスターヴ・フローベール『三つの物語』(光文社古典新訳文庫)
森真一『友だちは永遠じゃない』(ちくまプリマー新書)
宮内泰介『社会学をはじめる 複雑さを生きる技法』(ちくまプリマー新書)
津田正太郎『ネットはなぜいつも揉めているのか』(ちくまプリマー新書)
赤松健『マンガでたのしく!国会議員という仕事』(ちくまプリマー新書)
ニコ・ニコルソン, 佐藤眞一, 小島美里『マンガ 認知症【施設介護編】』(ちくま新書)
Kindle Unlimitedの期限が今日までだったので、例によって古典新訳文庫を読みまくった。ブレヒト『アンティゴネ』、フローベール『三つの物語』がとてもおもしろかったし、「タイトルも真相(結末)も有名すぎて知っているけど実は未読の作品」の代表格みたいな『ジーキル博士とハイド氏』『ドリアン・グレイの肖像』を読めたこともよかった。
『無人島に生きる十六人』は、あまり本の状態が良くなくて読まずに返却した『スイスのロビンソン』の代わりに借りて読んだ。明治時代の実話をもとに書かれているそうで、いかにも道徳の教科書に載っていそうな内容ではあるけれど、冒険&サバイバルものとして結構楽しめた。
ちくまプリマー新書の4冊も図書館で借りたもの。『友だちは永遠じゃない』は有意義な内容だったけど、タイトルから推察されるような事柄にはあまり言及していないのがちょっと気にかかる。『マンガでたのしく!国会議員という仕事』は、とっつきやすい語り口で「三権分立ってなに?」とか「衆議院と参議院ってどう違うの?」といった初歩的な疑問に答えてくれるので、中学生くらいの読者にもわかりやすいんじゃないだろうか。社会科の公民の授業が苦痛だった当時のわたしにも読ませたいくらい。
『マンガ 認知症【施設介護編】』は、前作を読んでずいぶん勉強になったため、こちらも広く読まれてほしいという気持ちを込めて購入した。関連本として、監修の小島美里さんの著書、『あなたはどこで死にたいですか?』(岩波書店)もおすすめしたい。わたしも、老いること、衰えることを受け入れ、肯定できる自分でありたいと思う。
先月の読書記録では目の疲れのことを書いたけど、その後、老眼鏡をかけるようになってかなり改善した。とても快適に本が読めている(スマホのゲームも捗る)。
そんなわけで、なんだか久しぶりに大きな書店に行きたい気分だ。でも、わがまちには今や小規模な書店が数軒あるだけなのだよね……。