ここ何日か具合の悪い日が続いている。
昨日もあまり体を動かす気分になれず、スマホで電子本を読んでいた。ところが横になって読んでいたせいか、そろそろ寝ようと思うと逆に眠れない。読書で疲れた頭が痛いし目もしょぼしょぼするしで、早く眠りたいのに寝つけないというつらい状況。ポケモンスリープの記録では、寝つくまでかかった時間が1時間を超えていた。判定はぐっすりタイプだったものの、好ましくない夢を見たせいであまりぐっすり寝た気がしない。
夢の中のわたしは屋内のレストラン街をぐるぐる歩き回っていて、どこかで食事する必要があるのにいつまでたっても入る店を決めることができない。こうした夢を、年に何度か見る。店の様相はその時々で変わる。昨晩の夢ではシャッターの下りた店が目立った。それはともかく、普段のわたしはこんな優柔不断ではないので、食べたいものすら決められない自分に苛立つ。
気分の良くない夢の話で記事を終えるのもいやだ。好きな部類の夢についても書こう。
これまで何度か見たことがあって、中でも気に入っているのはマラソン大会のようなものに出場して走る夢だ。
夢の中でのわたしの走りは速くはない。疲れ知らずというわけでもないが、「このくらいならまだ走り続けられそうだな」と考える余裕があり、どうやら走ることを楽しんでいるらしい。わたしは途中でペースを落としてしまったほかの出場者を順調に追い抜きながら、走り続ける。順位がどのあたりなのかはわからない。夢の中のわたしも、あまりその点には関心がないようだ。いい気分で走り続けているうちに目が覚める。
現実のわたしはというと、ほとんど走れない。短距離も長距離もだめで、走ることに関して楽しい思い出はひとつもない。マラソン大会に出る夢が好きなのは、順位も周囲の評価も気にせずに、純粋に運動するという行為を楽しむ自分がそこにいるからだろう。
それにしても、夢という非現実の世界の中で、現実の自分とは異なる自分になることに快や不快を感じるのはなんとも不思議で、おもしろい。でもやっぱり、どうせなら楽しい夢を見て、すっきりとした気分で目覚めたい。レストラン街をさまようわたしにも、一度くらいは入る店をちゃんと決めて、食べたいものを食べてもらいたいものだ。