自家用車を手放してからそれなりに経つ。その後も運転免許証の更新はしていたが、今回、重い腰を上げて手続きに出かけたら、視力検査で引っかかってしまった。前回の更新のときも心配はしていたが、なんとか合格ラインではあった。でも、今回はだめ。そういえば最近、テレビの小さな文字がぼやけて見えないことがある。
受付の人には「有効期限内ならまた検査できるし、その日によって目の調子も違うから。それか眼鏡ですねえ」と言われた。乗りもしない車の免許のために眼鏡は買いたくない。だったらどうするか。自分としては、そろそろ運転免許証も手放していいころじゃないかと思っている。
今は車を持っていなくても、いずれ運転する機会があるかもしれない。とはいうものの、正直、わたしは運転するのが怖い。集中できないのだ。教習所に通っていたころは自分の障害について知らなかったし、家族の通院や買い物のために仕方なく運転していた。障害があるとわかってからも、家族はわたしに人より劣る部分があることを認めてくれなかった。でも、考えてみるとぞっとする。これまで事故を起こさなかったのは、もちろんわたし自身がよくよく注意して運転していたこともあるが、結局のところ、ラッキーだっただけだ。
今回、視力検査で引っかかったことは、いい機会のような気もする。更新手数料を支払ってしまったので、今の免許証の期限が切れる前にもう一度行って視力検査に挑戦してみるつもりではある。それでも、自動車の運転は、したいと思わない。次の検査でもだめだったら、そのときは免許証とおさらばしよう。
2024.06.26追記
この顛末を書きました。