2024年6月に読んだ本は14冊。
オトフリート=プロイスラー『小さい水の精』(学研)
オトフリート=プロイスラー『小さいおばけ』(学研)
佐藤眞一『認知症の人の心の中はどうなっているのか?』(光文社新書)
河島弘美『動物で読むアメリカ文学案内』(岩波ジュニア新書)
出口智之『森鷗外、自分を探す』(岩波ジュニア新書)
高橋和巳『「母と子」という病』(ちくま新書)
マイケル・プレストウィッチ『中世の騎士の日常生活』(原書房)
藤原正範『罪を犯した人々を支える 刑事司法と福祉のはざまで』(岩波新書)
ペネロピ・ライヴリー『犬のウィリーとその他おおぜい』(理論社)
壺井栄『母のない子と子のない母と』(金の星社)
戸谷洋志『SNSの哲学 リアルとオンラインのあいだ』(創元社)
小田中直樹『歴史学のトリセツ 歴史の見方が変わるとき』(ちくまプリマー新書)
デイヴィッド・グラン『絶海 英国船ウェイジャー号の地獄』(早川書房)
ポール・ギャリコ『雪のひとひら』(新潮文庫)
今月は結構新書を読んだみたいだ。ある分野に興味はあるけれど入口がわからない……というとき、岩波ジュニア新書やちくまプリマー新書はぴったりだと思う。ただし、たまにこれがジュニア向けかというほど難しい内容のものもあり、撃沈されることもそれなりにある。
フィクションの中では『犬のウィリーとその他おおぜい』が特によかった。ちょっと古い本だけど、こういう本が児童書として出版されるのはいいなあ。
Blueskyでは自分用に「児童書」とか「ジュブナイル」「ヤングアダルト」といったワードを拾ってくれるフィードを作り、おもしろそうな児童書を探すのに役立てている(「ジュブナイル」はときどき検索語から外そうかとも思うが、様子見中)。
『母のない子と子のない母と』も、読後の感想を書いている方のポストをきっかけに読んだ作品だ。終戦後間もない小豆島を舞台に、傷ついた人々が力強く前進していく姿が描かれていて、胸を打たれた。
Amazon Prime Dayのキャンペーンだとかで、Kindle Unlimitedが3か月無料で利用できると知り、さっそく利用することにした。また光文社古典新訳文庫を読み漁るぞ。
今月はヴェルヌの『十五少年漂流記 二年間の休暇』も新訳で出るというので、わくわくしている。こちらはさすがにまだ読み放題の対象にはならないだろうから、買って読むことにする。