千葉ルーこと『千葉からほとんど出ない引きこもりの俺が、一度も海外に行ったことがないままルーマニア語の小説家になった話』を読んだ。
タイトルのとおりのままのエッセイ本なんだけれど、著者の行動力にすごいなあと感嘆した。
腰の重いわたしとは正反対だ。
やらなくてはいけないことを避け続けていること、やりますと言ったはずなのにながらくやっていないこと、そういうことたちから一度目をそらしてしまうと、また向き合うのはひどく難しい。やったらきっと自分のためになるとか、誰かにとっては役立つかもしれないとはわかっていても、一歩また動きだす気力も体力もなくなってしまったのかもしれない。
いろいろなことに対して不誠実となっていて申し訳ない気持ちだけが募る。自分を駄目な人間だと思うのは簡単なんだけど、でも、それって逃げじゃないですか?と言われたらそれはそうなので、はい……。