生活の果てに音楽が鳴る

a_poly22
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公開:2025/11/15

amazarashi live tour 2025 生活の果てに音楽が鳴る ありがとうございました。

東京ガーデンシアターの案内看板とamazarashiライブのセットリストポストカード

今回は青森、東京の2公演に参加した。こころもちは、久々の複数公演だったけど、よく考えたら2023永遠市も追加とは言え複数行っているので、そこまで久々ではないかも…。

初の青森公演は、秋田ひろむのふるさとである青森県むつ市までは足をのばせなかったけど、青森市内をいろいろ回れて楽しかった。

今回のツアーは、青森や東京のMCを聞いていると、秋田ひろむのかなりパーソナルな背景というか(秋田日記を読めばわかるのだが)、そういうのが如実にあらわれていたなと思う。

「amazarashiは自分が歌いたい歌を歌うのが大前提で」の言葉どおり、好きな歌をうたうのがamazarashiだと思っているけれど、MCでも言及のあったお父さんやご友人が秋田ひろむというものを形作るうえで不可欠な要素というか、切っても切れないものというか、そういうものなんだろうなと思う。

MCや秋田日記を踏まえてセットリストを見返すと、「たられば」や「帰ってこいよ」とかの印象が変わったように思う。

あと、個人的に好きだったのが、最後のゴーストの前の口上で、「救うとか救われるとかじゃなく、」というところ。amazarashiを聴き始めた当初は、なんとなく救われるに近いような感覚があったところがスタートで、でも今は単に救われるというところとは別の見方になってきたなと思っていたので、そうだよな…という気付きみたいななにかがあった。少し前の雑誌のインタビューで「負け組だと思うのはもうやめた」と言っていて、そこにも通ずるかもしれない。わたしたちはまったくの別人だし直接かかわりがある人間でもないけれど、"未来になれなかったあの夜"が互いに存在していて、そしてあるときたまたま交差しただけで、でも確かに交わったのだ、みたいな…(言葉がぐるぐるしてきた……)

今回の中で特に印象的なのは、青森の「帰ってこいよ」と東京の「ごめんねオデッセイ」。

「帰ってこいよ」は、実際に青森の街を訪れることで体感した空気みたいなものがあって、ライブの紗幕映像で映る街並みに温度が乗ってくるような気がした。神神化身での聖地巡礼、特に大磯でも思ったことだけど、文章や歌詞だけでももちろん伝わってくるものはあるけれど、実際にその土地での空気を体感することで、物語を咀嚼するときに深みが増すと思っている。温度、湿度、匂いというか、そういったものが言葉に彩りを与えるような。

「ごめんねオデッセイ」はこれぞライブの真骨頂という感じ。秋田ひろむの感情をものすごく感じた。

そう言い張る気力はまだあるかポエトリーよ

amazarashi ごめんねオデッセイ

わたしは、今までのライブのなかでは、武道館で聴いた「しらふ」がいちばん好きなポエトリー曲だけれど、そこに匹敵するような、そしてあのしらふを彷彿とさせるような、鬼気迫るポエトリーだった。生で聴けてよかった。

セットリストで言うと、「アダプテッド」もよかった。リリース直後のライブではやらなくて、でもこれはライブで聴きたい曲だなと思っていたのと、ツアータイトルでもある「生活の果てに音楽が鳴る」を聴いたときにアダプテッドやってほしいなと思ったので、今回のツアーでやってくれて嬉しかった。

「小市民イーア」の入りのタケさんのベースソロ格好良かった。「アンアライブ」のアウトロラストの『アンアライブ アンアライブ ダン ダン』のところもかっこよかった。

amazarashi Live Tour 2025

生活の果てに音楽が鳴る

セットリスト

  1. 君のベストライフ

  2. ナイトメア

  3. 黎明期

  4. 不眠症の見張り番

  5. どうなったって

  6. 痛覚

  7. 小市民イーア

  8. 帰ってこいよ

  9. 収容室

  10. たられば

  11. アダプテッド

  12. ごめんねオデッセイ

  13. おんなじ髑髏

  14. アンアライブ

  15. 1.0

  16. スターライト

  17. 生活の果てに音楽が鳴る

  18. ゴースト

アルバム引っ提げたツアーももちろんいいものだけど、2019の「未来になれなかった全ての夜に」や、今回の「生活の果てに音楽が鳴る」みたいなのもいいよなと思う。とはいえ、今回は半分くらいは「ゴースト」を引っ提げたライブのような気もするけれど。

次のアジアツアーも決まったので楽しみ。久々スタンディングありなのでどうなるか(主に体力面で)不安はあるが果たして。

あとは今度はむつ市とか、冬の青森も行ってみたいな。雪が積もった季節のほうがより感じるものが多そう。関東在住民だとハードルが少し高いかもしれないが……。


余談①

「痛覚」で千慧だなと思い、「帰ってこいよ」で遠流だなと思った。

空気の話に近いけれど、馬屋橋と浪磯の気候の違いで、ここは僕に馴染んだ街ではないのだと実感してほしいのかもしれない。


余談②

ごくごく個人的な感想なのだが、なんとなく4月の横浜のはそこまで刺さらなかったかなと思っていた部分が否めなかったのだけれど、今回のツアーで、こういうことなんだと納得感を得たような気がする。

(さらに余談だが、武道館のときも始まる前はいろいろ思うところがあったりして、なんていうか某演出家とは一生趣味が合わないんだろうなとは思う。)

@a_poly22
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