ティンパニってあれですよ、あれ。オーケストラにある、でっかい太鼓が何個かまとまって置いてるやつ。でけーやつ。
これです。
で、ですよ。
とあるオーケストラの楽曲でね、あれにね、
演奏者がね、
頭を突っ込むんです。
正気か?って思うでしょう。ぼくもそう思います。
でもホントに突っ込んじゃうんだなぁこれが~~~!!!
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以前から「こういう曲がある」ってことだけは知っていたんですよ。どんな曲なのかとか、実際に突っ込んだ時にどんな音がするのかまで追いかける気力はなくて雑学程度の感覚で。
でも、夏ごろにTwitterでどっからか流れてきた芸協さんの「ティンパニ頭突っ込むやつやるよ!」というツイートを見て、「こんなん行かなきゃあかんやん!!!」ってなってその場でチケット買ったよね……面白すぎるもんね……。
あとでチケット購入ページ見たら売り切れてて納得した。こんなん皆見たくなるよね。俺も見たくて買っちゃったもの。横浜まで結構遠いのに。
いうて来年は推しYoutuberがオーケストラ楽団作った(???)ので、いざ鎌倉するんですけれども。鎌倉はもっと遠いよ……もはや日帰り旅行だよ……。
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閑話休題。実際に聞いた感想は、
・音楽ずっと暗い……!不協和音ばっかする……!
・平たいバチ使ってみたりマラカスみたいなので叩いてクルクル回してシャラシャラ言わせたり最終的に手で叩いたりするのおもろ
・縁をカンカン叩いたりもしてて草 ティンパニ=和太鼓説あるぞこれ
・開幕で面に置いたバチの持ち手を弾いて謎の音出してて草
・面の上に板置いて板の上から叩き出すのおもろ
・>突然のクソデカメガホン登場<
・ティンパニ演奏者って歌唱力もいるんだ……(おめめぐるぐる)
・予習してないと「いつ突っ込むんだ……いつがその時なんだ……今どのあたりなんだ……」ってソワソワする
・ティンパニがペダルで皮の張り度合いを調節して音を変えるっていうのは知ってたけど、そんな位置にペダルあったんだ……忙しそう……
・迫真ドラムロールかっこよ~~~~
・人がティンパニに突っ込むと人生で初めて聞く音がするという知見を得た
いやホント面白かった。わざわざ安くないお金出して横浜まで行ったかいがあった。
演奏中、ティンパニの音しか鳴ってない静かな瞬間も結構あったんですが、ずっと誰も何も音を立てずに固唾を呑んで見守ってましたね……皆突っ込む時をドキドキしながら待ってた……。
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演奏終わった後の指揮者とティンパニ奏者さんのトークで
「いわば『漫才のオチを知ってる』という状態で来てる方が多いだろうから、一瞬『破れなかったらどうしよう』と頭によぎった」
って言ってて失礼ながら笑ってしまった。奏者さんだってドキドキするよなそりゃ。
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ちなみに、さっき貼った突っ込むシーンのツイートで引用に「笑ってはいけない演奏会か?」って言ってる人がいたけれど、現地では突っ込んだ直後にンフッ……wって声が上がってたんで、笑ってる人も数名はいましたね!多分マイクに乗らなかっただけだと思う!
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この演奏の何が面白いって、プロの奏者(めちゃくちゃ上手い)が作曲者の指示に則して本気で演奏した結果、本当に楽器に頭を突っ込むっていう画が本当に面白いんですよね。
ふざけてやっただけじゃこの面白さは出ないよなぁ。シリアスな面白みがある。
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演奏会の後に現代美術作家と美大出身の人と哲学好きな人で現代美術の話をするのを見るイベントにも行ってたんですけど、こっちは情報量多すぎ+知識が薄すぎる分野なのもあって、感情とか思考とかを言語化して書き起こせる気がしない……。
でも「この作者は何を描こうとしたのか」みたいな批評する時の素地みたいな話をちらっと聞けたので、今度モネ展行く時までに1%でもいいから記憶残しておきたいね……聞き終わって数時間でこれしか覚えてねえならもうおしめえだよ。はい。おしめえです。
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本当は現代美術の話に備えて、合間にモネ展に行くことでテンション上げてこうと思ったんだけど、演奏会からのモネ展はさすがに時間がなさすぎた……来週あたり行こうかな……。
来月はゴッホの展覧会もやるんだよな!行きたいな~~~!!
星月夜とかカフェテラスの絵とかの青色が好きなのよね、知識ないなりに。